持続的発展が可能な「環境」創出に向けて、理想的な社会基盤や住環境を追究する人材を養成しています。
都市環境デザイン学専攻
専攻長 嶋田喜昭
持続的発展が可能な「環境」の創出のために、都市空間とその環境はどのようにあるべきか、学術的裏付けのある知識を持って決定できる人材を養成しています。「土木・環境コース」では、都市施設の問題等の解決に必要なさまざまな学問を通して多面的な教育・研究に取り組みます。また、「かおりデザインコース」では、におい・かおりの測定・分析・評価の手法や人への影響、除去法などについて教育・研究を行っています。本専攻では都市空間の「ハード」「人」「環境」をつなぐ課題に取り組んできます。
information
道路、鉄道、空港、港湾といった交通施設、自然災害から都市を守る護岸や堤防などの防災施設、毎日の生活に欠かせない上下水道や電力・ガス・通信といったライフライン施設などの社会基盤を整備するための学問は、「土木工学」、「都市環境工学」として発展し、人々に安全で快適な暮らしを保障してきました。1990年代のバブル経済崩壊後、社会基盤整備に対する社会の要請は厳しくなって多様化しています。戦後建設されて寿命が近づいている多くの社会基盤諸施設を適切に維持管理して再生させること、集中豪雨や地震等の自然災害による被害を軽減すること、都市活動や人々の生活に起因する環境問題を解決し、より快適な環境を創造すること、急速な情報化、国際化、少子高齢化等の社会経済情勢の変化に十分対応できるようにするための都市の再生を図ること等の問題があります。
都市環境デザイン学専攻は、土木・環境コースとかおりデザインコースの2コースを設けており、より高いレベルで、上記のような課題に対処できる問題解決能力を養成するためのカリキュラムが編成されています。
土木・環境コース 社会基盤デザイン系
社会基盤デザイン系では、第1に、構造工学の基礎学力の充実・高度化を目標に、各種構造物の力学的挙動の解明や設計法の教育・研究を行います。次に、地盤工学・材料学・地下水工学などの工学理論や施工技術を地盤改良工法や地盤環境対策に適用するための教育・研究を行います。
土木・環境コース 都市環境システム系
都市環境システム系では、第1に、河川、水文・水資源、環境リスクに関する知識を高め、より良い水環境を創造するための調査方法、評価方法、施工方法等について教育・研究します。さらに、都市・地域計画、交通計画の知識を高めつつ、地域の行政機関・住民・企業と協働し、都市問題、交通問題に関する多面的な教育・研究を実施します。
かおりデザインコース
におい・かおりの測定・評価法、におい・かおりの成分分析法、不快なにおい除去法、かおりの心身への影響などについて教育・研究を行います。
担当教員
社会基盤デザイン系
担当教員 | 職名 | 学位 | 研究課題 |
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棚橋 秀行 | 教授 | 博士 (工学) |
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木全 博聖 | 講師 | 博士 (工学) |
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都市環境システム系
担当教員 | 職名 | 学位 | 研究課題 |
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嶋田 喜昭 | 教授 | 博士 (工学) |
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鷲見 哲也 | 教授 | 博士 (工学) |
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髙山 努 | 教授 | 博士 (理学) |
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樋口 恵一 | 准教授 | 博士(工学) |
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かおりデザインコース
担当教員 | 職名 | 学位 | 研究課題 |
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颯田 尚哉 | 教授 | 博士 (工学) |
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光田 恵 | 教授 | 博士 (学術) |
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