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教員紹介

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教養部のスタッフ

教養部には、数学教室、物理学教室、化学教室、保健体育教室、外国語教室、人文社会教室、教職教室があり、それぞれ2~5名の専任教員が在籍しています。

人文社会教室

松木孝文 教授 [Takafumi MATSUGI]

プロフィール 【学歴】 松山大学経済学部経済学科卒
愛媛大学法文学研究科総合法政策専攻修了
名古屋大学環境学研究科満期退学
【学位】 修士(経済学)、博士(社会学) 【現在までの経歴】 名古屋大学大学院環境学研究科博士研究員、名古屋大学文学部および環境学研究科助教などを経て現職。
その他、尾張旭市誌執筆協力者、愛知県史特別執筆委員、日中社会学会理事、東海社会学会監事など。
現在の研究テーマ ①地場産業研究(主に陶磁器産業、木工産業等)
②技術導入過程(主にエネルギー)の地域間・国際比較研究(中国広東省をフィールドとして)
③地域防災に関する研究
④愛知県のメディア・文化の歴史について
研究テーマの魅力 様々事象において、「正しい事」や「合理的な事」が、社会的過程を経ることによって、結果としていつの間にか「正しくない事」や「非合理的な事」にすり替わっているという現象が観察されます。 もちろんその逆の現象もそれと同じくらい存在します。こうしたいわば「意図せざる結果」がどのようなメカニズムにより生じるのかを解き明かしていくことに社会科学の面白さがあります。
在学生への
メッセージ
誠意・謙虚さ・寛容をもって学習と研究、そして隣人に向き合い、それらを否定し嘲笑するいかなる言葉も気にとめず毎日を丁寧に生きてください。 いかに気にしたところで、皆さんの努力を否定する人間が生活の面倒を見てくれるはずもなく、責任を取ってくれるわではありません。 頼れるのは努力を積み重ねてきた自分自身と、互いに信頼を積み重ねてきた隣人だけです。
受験生への
メッセージ
大学に進学するかしないか、どの大学を選ぶか、何を勉強するのか、どんな仕事に就くのか。 周りの人の意見を大いに聞いて、そして最終的には自分自身の責任で決断してください。 いつの日か後悔するとしても、時間を巻き戻すことはできず、誰も皆さんの人生に責任を取ることはできません。
皆さまへの
メッセージ
地域連携プロジェクトに協力してくれる方やボランティアなどの募集は常時行っています。 興味のある方は是非ご連絡ください。

柳原克行 教授 [Katsuyuki YANAGIHARA]

学部・学科名 教養部人文社会教室
職名・学位 教授・博士(法学)
学歴 立命館大学大学院法学研究科博士課程
所属学会・協会 日本カナダ学会、日本政治学会
研究テーマ カナダにおける政党政治の構造
研究の概要 地域的特質と政党政治の歴史的展開の影響を受けながら今日にいたっているカナダの連邦システムの構造を比較政治学的に分析している。
社会的活動  

日高直保 講師 [Nao HIDAKA]

プロフィール 【学歴】 2017年 上智大学大学院 総合人間科学研究科 心理学専攻 臨床心理学コース
2022年 大阪大学大学院 人間科学研究科 基礎人間科学講座 哲学と質的研究
【学位】 修士(心理学)、博士(人間科学) 【現在までの経歴】 仁愛大学附属心理臨床センター 特任助教
現在の研究テーマ 人間の経験について、質的研究を通じてアプローチすることを試みています。具体的には、がんをはじめとする病い、出産や育児といったライフイベント、自死といったテーマについて、個人の語り、もう少し広く言うとナラティヴという視点から、理解を試みる研究に取り組んでいます。他にも、質的心理学に関する理論的研究にも関心を持ち、取り組んでいます。
研究テーマの魅力 研究は、なにより面白いです。醍醐味はさまざまありますが、人間の生や経験に色々な形で接近できることが、その一つです。研究では、インタビューを実施し、そこで得られた語りを細かく分析することを通じて、個人の経験を記述していきます。とても骨の折れる作業ですが、個別的な例の中に普遍的な構造を見出した時、取り組んでいた研究が形になっていく時、研究が誰かに届いたかもしれないと感じた時など、特にやりがいを感じます。分析の方法や背景の理論について考えることで、自分なりの研究法や、小説や映画などさまざまな対象にアクセスしうる可能性を探求できる点も、醍醐味の一つです。
在学生への
メッセージ
大学生の4年間は長いようで、あっという間に過ぎていきます。学業に励みながら、この時にしかできない経験も重ねていっていただけたらと思います。学業に関しては、その面白さを感じるお手伝いが少しでもできたら嬉しいです。心理学に興味がある方、物語を研究してみたい方など、お気軽にお声掛けください。
受験生への
メッセージ
受験勉強は長くしんどいと感じるかもしれませんが、この先の人生に活きてくる知識を身につける機会でもあります。無理をし過ぎず頑張って、大学という次のステップに進んでください。高校までの勉強とは一味違った、学問の世界でお会いしましょう。
学内報用
メッセージ
本年度より教養部人文社会教室に着任しました、日高と申します。質的心理学/臨床心理学を主な専門として、研究や臨床活動を行っております。心理学に関する講義や演習、FYSを担当いたします。よろしくお願い申し上げます。

物理学教室

今井健二 教授 [Kenji IMAI]

プロフィール 【学歴】 平成4年 名古屋大学理学部物理学科 卒業
平成6年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程前期課程物理学専攻 修了
平成9年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程物理学専攻 修了
【学位】 博士(理学)
現在の研究テーマ 研究分野は非線形物理学です。研究テーマは、ソリトン系の数理的研究、力学系の可積分性に関する研究です。ソリトンとは津波のような孤立波の一種です。2つのソリトンが衝突しても形を崩さずに粒子のようにふるまうという特徴があります。ソリトンの運動方程式を数理的側面から研究しています。また、可積分とは、運動方程式(微分方程式)の解が完全に求まることです。運動方程式が可積分となる条件や解のなす空間構造を、対称性(シンメトリー)の考え方を用いて研究しています。
研究テーマの魅力 高校で学ぶ波動や電磁気学では、重ね合わせの原理が成り立ちます。重ね合わせの原理が成り立つことを線形といい、成り立たないことを非線形といいます。物理学で自然現象を解析する場合、通常、運動方程式を立てるところから出発します。ところが、運動方程式が非線形だと、多くの場合、厳密に解くことはできません。(高校や大学の授業では簡単に解ける例だけを扱います。)ソリトンを記述する運動方程式は非線形ですが、重ね合わせの原理とは別の、きれいな性質を持っているため、運動方程式を厳密に解いてソリトンの運動を求めることができます。このきれいな性質は対称性と呼ばれます。これを応用すると、対称性を持つ非線形の運動方程式を探し出すことで、非線形に特有の新しい現象が理論的に導き出せることが期待されます。
在学生への
メッセージ
大同大学では、物理科目として力学・電磁気学・熱力学を学びます。力学は自然科学・工学の専門分野の基礎となる科目ですので、しっかり修得してください。また、電磁気学・熱力学を通して、物理学の考え方をしっかり学びましょう。単なる丸暗記に終始せず、「なぜ」と疑問を持ちじっくりと考えた上で納得することによって、将来役に立つ知識やスキルを得ることができるでしょう。
受験生への
メッセージ
物理で学ぶ「法則」は数学公式とは違います。例えば、エネルギー保存則は、数学や論理学だけでは決して証明できません。多くの実験の積み重ねによって自然現象に共通のルールであると確認されたものです。物理法則は単に計算問題を解くための道具ではなく、あなたの暮らしている現実の世界と関わるものです。物理の演習問題を解くときは、そのことを忘れないでください。

齋田浩見 教授 [Hiromi SAIDA]

プロフィール 【学歴】 平成9年 京都大学、理学部、卒業(主として物理学を修める)
平成11年 京都大学大学院、人間・環境学研究科、人間・環境学専攻、修士課程修了(於、自然環境論講座、宇宙論研究室)
平成14年 同上、博士課程修了
【学位】 博士(人間・環境学) 【現在までの経歴】 平成13年 日本学術振興会、特別研究員DC2(於、京大、人・環、宇宙論研究室)
平成14年 日本学術振興会、特別研究員PD(於、大阪市立大学、理学研究科、宇宙物理・重力理論研究室)
平成15年 大同大学、教養部、物理学教室、講師
平成20年 同上、准教授
平成31年 同上、教授
現在の研究テーマ 研究目標は、大きく二つあります。
1.アインシュタインの一般相対性理論がこの宇宙をどれだけ正しく説明できるのかを明らかにしたい。
2.現代物理学の基礎をなす「一般相対論」と「量子論」は数学的に整合しない(一方が正しいと考えると、もう一方が正しくなくなる)のです。この不整合を解消し、相対論と量子論を含む、より「正しい」物理理論を作りたい。
研究テーマの魅力 研究テーマ1:仲間と共に、銀河系中心ブラックホールを観測しています。私は、その観測データを説明するために、一般相対論を駆使して理論的な予測値を計算する担当です。また、ハワイ島マウナケア山の「すばる望遠鏡」に赴き、仲間と共に観測作業も行います。宇宙を想像し、その想像を詳細に表現するために物理学と数学を駆使します。同時に、その想像の正しさを証明するため満天の星空の下で望遠鏡を駆使し、宇宙を探査します。知的好奇心と未知の探査、これが魅力です。
研究テーマ2:重力と素粒子の現象を統一的に理解するため、4次元の時空を想像し、自分のアイデアを数学的に矛盾なく、かつ様々な実験事実を説明できる形の理論に仕上げられないかと、日々試行錯誤を楽しんでいます。

ハワイ島マウナケア山頂の望遠鏡群の一部(Photo by Dan Birchall, YouTubue で動画閲覧可能)。右側は日本のすばる望遠鏡、左側はアメリカのケック望遠鏡。いずれも、銀河系中心(天の川にかかる射手座の中にある)を観測している。この写真では、すばる望遠鏡は私たちの研究のための観測を実施中であり、ケック望遠鏡は私たちと同じ研究テーマを追求しているアメリカの研究グループのための観測を実施中である。この写真の撮影時、私はすばる望遠鏡のコントロール室にいた。何故、望遠鏡が夜空に向かってレーザー光線を照射しているのか?気になったら質問に来て下さい。
在学生への
メッセージ
大学生は、文系理系問わず、どれだけ「理路整然」と考えられるようになったかで、卒業後の評価が決まると思います。授業で聞いた個別の知識など卒業後に忘れても構わないと思います。大事なことは、可能な限り物事を「理路整然」と理解・思考できるようになることだと思います。そのための具体的な訓練の場として、授業や卒研に取り組んで下さい。
受験生への
メッセージ
在学生へのメッセージと同じです。大学生に求められることは、どれだけ「理路整然」と考えられるようになるか、だと思います。これを踏まえて、大学進学するかどうかも含めて、自分の人生の進路を考えて下さい。

原科浩 教授 [Hiroshi HARASHINA]

プロフィール 【学歴】 平成9年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程物理学専攻修了 【学位】 博士(理学) 【現在までの経歴】 愛知電子株式会社(現 シンクレイヤ株式会社)
名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻・助手
現在の研究テーマ 強相関電子系およびスピン系の物性研究
研究テーマの魅力 金属中を運動する電子どうしに働くクーロン斥力が、その物質の性質を決定するのに重要な役割をもつ場合を、強相関電子系と呼びます。強相関電子系では電子のスピンが担う磁気的性質(磁性)が活発となり、磁性と電気伝導とが絡み合う新しい物理現象の発現が期待されます。銅酸化物の高温超伝導は、その最も目覚しい例でした。新しい可能性を秘めた物質は膨大にあります。新しい物性現象の開拓と、その理解を目指して、チャレンジを続けています。
在学生への
メッセージ
一見難しそうに見える数式でも、よくよく見てみると、運動方程式だったり、エネルギー保存則だったり、その意味するところは基本的な内容であることも多い。教科書に書いてあることでも、ただ暗記するのではなく、なぜだろう、どうしてだろう、と立ち止まって考え続けることによって、より深い学びと理解へ導かれるはずです。
受験生への
メッセージ
教科書に書かれている式・法則は絵空事ではありません。それを現実世界で出会う現象と必ず結び付けて理解しましょう。計算が得意な人は、問題や法則式を図に描いてイメージして理解しましょう。数式とイメージの両方が、自然を数理的に理解するために重要です。

保健体育教室

小屋菜穂子 教授 [Nahoko KOYA]

プロフィール 【学歴】 筑波大学体育専門学群 卒業
筑波大学大学院体育研究科コーチ学専攻修士課程 修了
【学位】 博士(体育学)
鹿屋体育大学(論文博士)
【現在までの経歴】 同志社大学スポーツ健康科学部 助教
九州共立大学スポーツ学部 講師、准教授
現在の研究テーマ 専門競技であるテニスと専門分野である体力トレーニングを題材に、競技力向上につながる体力評価方法をテーマとしています。
「測る」手法は数多くありますが,何をどのように測り、どうフィードバックするかによって、選手のトレーニング課題が変わってきます。試合でのパフォーマンスを最大限にひろげるための測定を追求しています。
研究テーマの魅力 近年、かなり簡易にスポーツを「測る」ことができるようになりました。心拍数を計測するアプリや動作を解析する小型加速度計など、誰もが数値を用いてパフォーマンスの向上に取り組むことが可能です。しかし数値を扱うことができたとしても、パフォーマンスを向上させられるかは別の問題です。そのスポーツ種目の特性や対象となる選手の身体特性などを考慮し、課題を抽出したうえでトレーニング手法を選ばないといけません。数多くの選手の測定を通して、データをどのように活かすべきか、ケースバイケースで日々学んでいます。テキストにはない分野を考えることが魅力だと思います。
在学生への
メッセージ
社会に出てから、健康管理の重要性に気づく学生はたくさんいます。大学生のうちに自身の身体に向き合い、健康についての知識と手法を身に着けてほしいと思います。自身の身体を作るのは自分です。マイペースでよいので、試行錯誤で学んでください。
受験生への
メッセージ
大学では、正解は1つではないことを学んでほしいと思います。自分の中でベストな答えが見つかることを応援します。

山田雄太 教授 [Yuta YAMADA]

プロフィール 【学歴】 平成2年 日本体育大学体育学部体育学科 卒業
平成11年 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系身体運動科学修士課程 修了
平成17年 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系身体運動科学博士課程 満期退学
【学位】 学術修士 【現在までの経歴】 平成11年 全日本男子バレーボールチームデータアナリスト
平成13年 日本体育大学運動生理学研究室助手
平成20年 中京大学体育学部助教
現在の研究テーマ 映像刺激装置の開発、映像刺激装置を用いたバレーボールのブロックにおける反応時間に関する研究、バレーボールにおける水平方向の移動距離に関する研究、ヒト骨格筋における伸張性最大筋力の測定に関する研究、ヒト肘関節屈筋を対象とした最大短縮速度に関する研究など
研究テーマの魅力 映像刺激装置を企業と共同で開発した。この装置とマット型センサー、ボール型センサーなどを組み合わせ、さまざまな場面におけるフィールドテストを作成している。実際の試合時に近い環境でフィールドテストを行うことで、今まで感覚でしかわからなかった技術やスピードなどを数値化し、練習に役立ててパフォーマンスを向上させる事ができる。このように研究と現場を橋渡しする事ができるとても魅力あるフィールドである。

映像刺激装置を用いたブロック
反応時間の測定風景

バレーボール選手の移動距離の測定時に
用いた天井カメラからの画像
在学生への
メッセージ
スポーツや身体を通じて今後の社会で役立つことを伝えたいと日々、活動しています。大学4年間を実りあるものにするために、さまざまな分野のエキスパートの門を勇気をもって叩いてください。大学には自らを飛躍させる種が転がっています。是非、自分の将来に向けた情報のアンテナを広げ、一歩踏み出しましょう!
受験生への
メッセージ
私自身が大学でかけがえのない出会いと経験をしました。具体的には研究者としての一歩目を踏み出す、きっかけを作ってくれた先生方と巡り会うことができました。また、大学在学中にユーラシア大陸をオートバイで横断したのですが、そのきっかけを作ってくれた先生とも出会うことができました。大学はこのようなかけがえのない出会いが多く転がっている、希望に満ちた場所であると思います。
皆さまへの
メッセージ
私は闘病生活で心室細動を起こし、AEDで助けられた経験があります。この経験をもとに学生に日々健康である事の大切さを訴えています。また、健やかに過ごすための知識を講義の中で伝えています。

数学教室

岡康之 教授 [Yasuyuki OKA]

プロフィール 【学歴】 平成13年 上智大学理工学部数学科 卒業
平成15年 上智大学大学院博士前期課程理工学研究科数学専攻 修了
平成23年 上智大学大学院博士後期課程理工学研究科数学専攻 修了
【学位】 博士(理学) 【現在までの経歴】 平成23年4月~平成24年3月 工学院大学学習支援センター 講師
平成24年4月~平成25年3月 芝浦工業大学教育イノベーション推進センター 特別任用講師
平成25年4月~平成31年3月 国立高等専門学校機構釧路工業高等専門学校創造工学科 准教授
現在の研究テーマ 現在の研究テーマは、群に付随する偏微分方程式の研究です。具体的には、群に付随する非線形放物型方程式や非線形分散型方程式の初期値問題の可解性を研究しております。
研究テーマの魅力 現在、群としてStratified Lie group を設定し、それに付随するサブラプラシアンから構成される非線形偏微分方程式の解の一意存在性に焦点を当てて研究をしております。Stratified Lie group は階層を持っており、1-step のときは通常のユークリッド空間になります。一般の r-step (r≧2) のときに1-step のときには起きないことが何か起こらないか想像しながら解の性質を考察するところに1つの醍醐味を感じております。
在学生への
メッセージ
1つ1つの出会いからたくさんのことを学び成長して欲しいと思います。
受験生への
メッセージ
将来の目標を持つことが大切だと思います。普段の生活の中から考え続けることで必ず自分なりの結論を導けると思います。その目標を語り合える4年間を共に過ごしましょう。

二村俊英 教授 [Toshihide FUTAMURA]

プロフィール 【学歴】 平成10年 広島大学理学部数学科 卒業
平成12年 広島大学大学院理学研究科(博士課程前期)数学専攻 修了
平成15年 広島大学大学院理学研究科(博士課程後期)数学専攻 修了
【学位】 博士(理学) 【現在までの経歴】 平成15年4月~平成16年3月 広島大学特別研究員
現在の研究テーマ 単調ソボレフ関数の境界挙動
単調関数とは最大値・最小値原理を満たす連続関数です。また、微分のp乗が可積分である関数をソボレフ関数といいます。単調関数でありソボレフ関数である関数の境界挙動を複雑な領域で調べることを目的としています。
研究テーマの魅力 単調関数とは最大値・最小値原理(境界で最大値・最小値をとる)を満たす連続関数です。調和関数、p調和関数、擬等角写像の成分関数などは最大値・最小値原理を満たすため、単調関数の研究では、様々な関数を研究対象としています。
在学生への
メッセージ
講義で理解できないことや疑問に感じることは積極的に質問してください。
受験生への
メッセージ
本学は工科系大学では珍しく数学(中学・高校)の教員免許を取得することができます。専門を学びながら教職系の科目を学ぶことは大変ですが、専門で学ぶこと(数学を使うこと)を教師になって生徒(中学生・高校生)に伝えてくれることを期待しています。

上野康平 准教授 [Kohei UENO]

プロフィール 【学歴】 平成11年4月~平成15年3月 静岡大学理学部数学科
平成15年4月~平成17年3月 京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻 数理科学講座 修士課程
平成17年4月~平成20年3月 京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻 数理科学講座 博士課程
【学位】 博士(人間・環境学)(京都大学、平成20年3月) 【現在までの経歴】 平成20年4月~平成20年7月 京都大学大学院人間・環境学研究科 研修員
平成20年7月~平成22年3月 京都大学大学院理学研究科 研究員
平成22年4月~平成23年3月 鳥羽商船高等専門学校一般教育 助教
平成22年4月~平成26年3月 鳥羽商船高等専門学校一般教育 准教授
平成26年4月~平成28年3月 大同大学教養部 講師
平成28年4月~現在     大同大学教養部 准教授
現在の研究テーマ 複素解析学の一分野である「複素力学系」の研究を行っています。簡単に言うと、漸化式が与えられた「数列」の挙動を研究しています。漸化式が1次式のときは簡単で、高校生でも解けますが、2次式になると非常に複雑になり、その全容は未だに解明されていません。
研究テーマの魅力 微分積分のことを解析学とも言います。みなさんが解析学を習うときは実数しか登場しませんが、複素数の世界で解析学を構築することもできます。これを複素解析学または函数論と言います。複素数の世界には、実数の世界ではでてこない、とても美しい定理がたくさんあります。複素力学系にもたくさんの美しい定理や理論があります。また、コンピュータを用いて、その現象を可視化できるところも魅力のひとつです。
在学生への
メッセージ
しっかりと学業を頑張りつつ、すばらしい大学生活を送ってほしいと思います。
受験生への
メッセージ
多くの生徒は大学へ入学してからも数学の勉強が続きます。高校で習う数学が基礎となるので、しっかりと高校数学を身に付けるように頑張ってください。

化学教室

高山努 教授 [Tsutomu TAKAYAMA]

プロフィール 【学歴】 平成7年 東北大学大学院理学研究科化学専攻博士前期課程 修了 【学位】 博士(理学) 論文 東北大学 【現在までの経歴】 平成7年〜18年 東北大学大学院理学研究科化学専攻先端理化学講座 助手
現在の研究テーマ 周期表における7族の元素であるテクネチウムとレニウムを中心金属とする新規な金属錯体の合成とその性質について研究しています。また、合成したテクネチウム錯体とレニウム錯体を医薬品として応用することも目指しています。
研究テーマの魅力 原子番号43の元素であるテクネチウムは、自然界には存在せず、地球上には人工的に作られたとても少量しか存在しません。そのため、その性質には未知の部分がまだまだあります。また、テクネチウムと同じ7族元素のレニウムも希少元素のため、わかっていないことが沢山あります。これらの元素の研究をすることで、元素とは何か、原子とは何か、という理解を深めることができます。また、テクネチウムやレニウムの錯体は、医薬品として応用可能で、病気の診断や治療に役立ちます。
在学生への
メッセージ
化学は物質を扱う学問です。地球、人体、機械、建物などあらゆるものは物質からできていますから、私達の身の回りのすべてが化学という学問の対象です。化学の学習は、専門分野を学ぶための基礎作りに重要です。また、社会人になってからも役立ちます。専門分野の授業や卒業研究で、化学に関連する質問があったら気軽に聞いてください。
受験生への
メッセージ
化学の授業や実験を通じて、皆さんが大学で成長するための基礎を身につけるお手伝いをします。確かな基礎があってこそ、その先の専門・応用分野で活躍ができるのです。また、近年の環境問題との関連から、「化学の知識があって良かった」と思える場面が人生のどこかで必ずあるはずです。皆さんと一緒に成長できることを楽しみにしています。

田中宏昌 教授 [Hiromasa TANAKA]

プロフィール 【学歴】 東北大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士課程後期 修了 【学位】 博士(理学) 【現在までの経歴】 学位取得後に博士研究員としてベルギーで2年間過ごし、帰国後は理化学研究所、立命館大学、九州大学(京都大学)で学術研究員をしていました。
現在の研究テーマ ハーバー法にかわる未来のアンモニア合成(窒素固定)を可能とする触媒の開発を目指し、計算化学的手法を駆使した反応機構解析を行っています。
研究テーマの魅力 高校化学でも学ぶ、工業的にアンモニアを合成するハーバー法は、増大する人類の人口を支える重要な科学技術です。アンモニアは、未来の水素エネルギー社会における安全かつ低コストな水素輸送材料として注目されています。私は実験研究者と協力し、ハーバー法に代わる低コスト・低エネルギー消費のアンモニア合成法の開発を行っています。実験では見ることのできない、複雑なパズルのようなアンモニア合成過程を、コンピューターシミュレーションによって1つ1つ解き明かすのが私の研究テーマの醍醐味です。
在学生への
メッセージ
4年間という長くて短い大学生活を有効に活用して、学問も、学問以外のこともたくさん経験してください。
受験生への
メッセージ
自ら進んで取り組むかぎり、成功も失敗も貴重な経験になります。社会にはたくさんの種類の仕事があるので、やってみたいこと、できそうなことを探してみてください。

外国語教室

小西章典 教授 [Akinori KONISHI]

プロフィール 【学歴】 平成14年 南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程 単位取得満期退学 【学位】 修士(文学) 【現在までの経歴】 平成14年 大同工業大学教養部外国語教室 着任
現在の研究テーマ イングランド演劇研究
おもに16世紀から18世紀までのイングランド演劇を研究しています。とりわけ〈劇場〉や〈役者(の演技)〉や〈舞台装置〉などに注目することで、演劇という特異なジャンルを成立させている諸特徴について考えています。また、〈メロドロマ〉というジャンルとその影響について関心をもっています。
研究テーマの魅力 即物的な利益につながらないところが魅力です。われわれとは異なる時代や文化に属する人びとが生み出し享受したものをとおして、もう直接的には遭遇しえない過去のリアルな手触りや感情がいささかでもおのれのなかに喚起されるとき、眼のまえに広がる現実世界が提供してくれるものとは別種の知的愉悦にひたることができます。
在学生への
メッセージ
ひとつの場所で滞留することをよしとせず、水の流れのように淀みない強靭な知性の獲得を求めてください。
受験生への
メッセージ
「なりたかった自分になるのに遅すぎることはない」と述べた小説家がイギリスにおりますが、「なりたかった自分」を見失わないように、日々を過ごしてください。

平林健治 教授 [Kenji HIRABAYASHI]

プロフィール 【学歴】 平成17年 名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程 修了 【学位】 学術博士
現在の研究テーマ 日本人の英語学習者によって記述される自由英作文を研究しています。この自由英作文というのは、英語を自由に記述するものではなく、与えられたテーマに対して、自身の考えを英語で記述する説明文もしくは論説文です。現在は、CEFR-J B2レベル(TOEIC 785点~945点)やCEFR-J C1レベル(TOEIC 945点~990点)と言われる上級の英語学習者によって記述される自由英作文について調査しています。
研究テーマの魅力 自由英作文というのは、評価の観点が非常に複雑であり、それを採点するのは、英語の指導者にとってとても大変なことです。まして、CEFR-J B2レベル(TOEIC 785点~945点)やCEFR-J C1レベル(TOEIC 945点~990点)のような英語力を有する学習者が記述する自由英作文を評価するのは一層の困難を伴います。しかし、統計的に処理された汎用的な評価の観点を探り、それに基づく評価を行うことによって、指導者の評価の労力は激減します。さらに、その評価の観点は自由英作文の教授の有用なツールにもなるのです。
在学生への
メッセージ
学生時代に経験する楽しいこと、頑張ったこと、そして、辛かったこと、そのすべてが将来の財産になるはずです。学生時代にしか学べないことがあります。それらをしっかりと身に着けるられるような生活を送ってもらえればと思っています。
受験生への
メッセージ
受験勉強をしていると、不安になったり、時に、勉強を投げ出したくなることもあるかもしれません。しかし、そこで踏みとどまり、少しだけ頑張ってみると、より成長した自分に気づくのではないでしょうか。そんな受験時代を過ごしてもらえれば幸いです。

山内昇 准教授 [Noboru YAMAUCHI]

プロフィール 【学歴】 平成22年 麗澤大学大学院言語教育研究科英語教育専攻修士課程 修了
平成24年 名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程(前期課程)国際コミュニケーション専攻 修了
平成28年 名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程(後期課程)国際コミュニケーション専攻 満期退学
【学位】 修士(文学)・修士(学術) 【現在までの経歴】 平成25年4月〜平成28年3月 中部大学 非常勤講師
平成26年9月〜平成28年3月 大同大学 非常勤講師
平成28年4月 大同大学 教養部外国語教室 専任講師 着任
現在の研究テーマ 英語学(意味論、語用論)
私は、英語学 (English Linguistics) を専門分野とし、特に意味論と語用論の観点から、現代英語の文法現象に関する研究を進めています。より具体的には、英語の新聞や雑誌などから、既存の英文法書や英和辞典等において用法や機能の記述が不十分な表現を収集し、その特性を明らかにすることに取り組んでいます。
研究テーマの魅力 英語には、まだ記述があまり進んでいない文法現象が数多く残されています。そのような現象を日々の読書から発見し、類例の収集に加え、言語学における既存の理論的枠組みも参照しながら、その現象の背後にある仕組みを解き明かしていくことに面白さがあると思います。
在学生への
メッセージ
在学生のみなさまには、4年間を通して、より深く勉強したいと思えるものを一つでも多く見つけてほしいと思います。支払った学費に見合うもの以上の知識や技術を身につけるという意気込みで勉学に励んで下さい。
受験生への
メッセージ
本学は、英検や TOEIC などの資格試験を念頭に置いた英語科目が充実しています。学生一人一人に対するサポート環境も整っており、入学後の努力次第では、高度な英語運用力を身につけることも可能です。

教職教室

神谷康夫 教授 [Yasuo KAMIYA]

プロフィール 【学歴】 名古屋大学文学部史学科 卒業 【学位】 文学士 【現在までの経歴】 愛知県立高等学校教諭・教頭・校長 愛知県総務部法務文書課主事
現在の研究テーマ ・新学習指導要領に基づく教育課程の研究
・教職希望者を増やすための高大連携の研究
研究テーマの魅力 ・各学校は新学習指導要領に基づく教育課程を作成しましたが、実際に運用してみると様々な課題が出てくる可能性があるので、過去の学習指導要領改訂の際と比較分析することが大切です。
・教育界では意欲のある学生が教職を目指すことを大いに期待しています。
在学生への
メッセージ
4年間で様々なことを学んで視野を広げてください。理系の皆さんにこそ、人文・社会科学の魅力・大切さを知ってもらいたいと思います。
受験生への
メッセージ
本学には教職課程があり教員免許(工学部:数学・工業 情報学部情報システム学科:数学・情報)を取得できます。教育界では若い力にとても期待していますので、教職を目指す皆さんの力になりたいと願っています。