教育体制と特色
建築学科 建築専攻の特色
本専攻の教育は、「教養力」と「専門力」の育成に分類されています。「教養力」とは、在学中はもとより、社会人として活躍するために必要な基礎力の鍛錬と人格を含めた自己形成を指し、「専門力」の育成では、以下内容の修得をめざします。
- ①地震など自然界の脅威に対し、建築物の機能の保全と安全性の確保を満たしうる設計を行うための手法
- ②建築物の品質・耐久性を満足させるための使い方や、建築物の効率的な作り方
- ③建築設計に必要な知識体系
- ④建築造形の基礎と建築の歴史やデザインの論理
- ⑤建築環境工学諸分野の原理と建築設備の活用法
- ⑥環境負荷の低減や、時間軸を考慮した付加価値の創出、建築文化の継承を行うための手法
教育課程の概念図
カリキュラム
は必須科目
建築の基礎となる構造やデザインを学び、個室の設計にチャレンジ。建築を学ぶ楽しさを体感します。
は必須科目
設計、構造、材料から、製図やCADの専門科目を学び、建築技術の基礎力を育成します。
は必須科目
より高度で専門的な科目を学びます。3年次では自分の適性にふさわしい専門分野を確認します。
は必須科目
卒業研究に取り組みます。建築技法、プレゼン能力などを磨き、実社会での活動に備えます。
科目PICK UP!
建築概論
本講義では、建築を学ぶために必要な知識をひととおり理解できるようにします。建築の全体像、建築のおもしろさ、幅の広さ、奥行きの深さを意匠・構造・材料・歴史面から理解していきます。建築のおもしろさ、楽しみを随所に取り込みながら、授業を通して、建築の全体像が理解できるようになります。
建築設計1
コンセプト、空間の性質、空間の構成、機能性、寸法、構造、材料、環境などを包括した設計の方法を学びつつ、建築設計とはどういうことかを考えます。「実際に家を建てようとしている方」をクライアントとしてお招きし、住宅の設計プランを立案していく授業「D-Learning」として行います。
総合空間設計1
ミラノ工科大学(イタリア)の建築学科の学生と本学の建築・インテリアデザイン両専攻の学生が、共通の設計課題に取り組む、留学せずともできる国際交流授業です。使う言語はもちろん英語。単語と図面、イラストなどを駆使してコミュニケーションを図ることで、建築としての学びだけでなく、英語力とコミュニケーションカも鍛えられます。