各授業科目の単位は、授業時間内(教室内)の学修時間の他に、授業時間外(教室外)に図書館、自宅、下宿等で行う予習復習等の自学自習の学習時間を含み設定されています。例えば、1学期に30単位の講義科目を履修した場合、毎週60時間の自宅等での学習が求められます。これは、土日を除いた1日あたりに換算すると、授業以外に毎日12時間の自宅等での学習が必要な計算になります。そのため、履修登録できる上限の単位を定める制度(キャップ制:履修登録単位上限制度)が設定されています。
これは個々の授業をしっかり学び着実に理解してもらうことを目的としています。
(参考: 本学の具体例)
科目区分(単位の区分) | 単位 | 所要総学習時間 | 授業時間 | 授業外学習時間 | 授業外学習 時間/週 |
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経済学A(講義・演習科目) | 2 | 90.0時間 | 1コマ(2時間)×15週 =30時間 |
60.0時間 | 4.0時間 |
資格英語1(外国語科目) | 1 | 45.0時間 | 15.0時間 | 1.0時間 | |
建築設計1(設計科目) | 3 | 135.0時間 | 1コマ(4時間)×15週 =60時間 |
75.0時間 | 5.0時間 |
基礎工学実験 (実験・実習・製図科科目) |
1.5 | 67.5時間 | 7.5時間 | 0.5時間 | |
2 | 90時間 | 30時間 | 2時間 |
一方このキャップ制では、多くの単位を履修できないことから、履修登録した科目を修得できない場合には、4年次での「卒業研究」の履修や卒業に大きな影響を及ぼすこととなり、4年間での卒業が不可能となる場合があることに十分な注意が必要となります。
キャップ制のもとでは、(1)履修登録した科目にはしっかりと出席する、(2)自宅等での学習(予習・復習)をしっかりと行う、(3)履修登録した科目を安易に放棄しない、以上の3点が重要となります。