住む人に快適な社会を実現しつつ、同時に、低炭素社会に進化させる技術として、情報技術と電力技術を融合させたスマートグリッド、スマートコミュニティーという概念があります。本ラボでは、この概念を実現するためのコア技術の研究を行っています。
研究課題1 スマートハウス
スマートコミュニティーの最も身近な構成単位であり、快適、低コスト、かつ、自然エネルギを最大限利用した低炭素化が目標であります。本ラボでは、最も低コストで省エネ効果の期待できる、消費電力の見える化を取り上げ、最新の情報処理技術を応用した高度化を研究しています。
研究課題2 スマートビル
ビルにおいて最も期待されることは、最大消費電力の削減と、全体としての省エネであります。このために電力消費の見える化に取り組んでいる例は多数存在します。本ラボでは、現実に低コストで上記課題を解決する方法として、ビルのエネルギ性能の診断技術を研究しています。特に、断熱性能や蓄熱性能を診断する技術を研究しています。
研究課題3 大規模電力貯蔵
再生可能エネルギが大量導入された電力システムでは、その電力の需給バランスを保つために、大規模な電力貯蔵システムが必要となります。本ラボでは、可変速揚水発電と水素電力貯蔵に着目し、マルチフィジックスシミュレータを開発しています。また、その性能を100%発揮する新制御方法を研究しています。