教育体制と特色
情報システム学科 コンピュータサイエンス専攻の特色
本専攻では、ハードウェアとソフトウェアを学び、将来様々な分野で活躍できるコンピュータ技術者の養成を目標としています。特にパソコンや通信用サーバーなどの汎用コンピュータの応用分野だけでなく、自動車・家電・工作機械・生産設備などに組み込まれた機器の開発・運用に関われる技術者の育成に注力。そのため1年次よりプログラミングを学び、かつ電子回路技術やコンピュータ組み込み機器の開発に役立つ技術も学びます。講義のみならず実習を重視した教育内容です。
教育課程の概念図
カリキュラム
は必須科目
数学の基礎と情報学の基礎を学び、コンピュータやネットワークの入門・概論的知識も学びます。
は必須科目
コンピュータの構造をより深く学び、プログラミングについて、演習から実践的に学んでいきます。
は必須科目
音声・画像の信号処理を含む応用技術など、より実践的・専門的に学びます。
は必須科目
卒業研究への取り組みを通じて、各分野のエキスパートをめざします。技術者としての人間力も高めます。
科目PICK UP!
音声画像処理
「音声」に関しては、音声のスペクトル分析、線形予測、携帯電話で知られるPARCOR方式の認識・合成など。「画像」に関しては、画像のディジタル表現から、画像処理、画像の認識について学び、画像合成における座標変換やレンダリングの手法について習得します。数学の理論を踏まえつつ、画像を見ながら先端技術を知る楽しさを感じる授業です。
情報数学
情報科学を学ぶためには、数学理論の基礎となる数理理論の思考法を理解しなければなりません。数理理論の思考法では、数学的な概念、記法、論法を記号や図で表現することが求められます。情報科学を学ぶ上で必要な「離散数学」の内容として、集合、論理、関数、写像、グラフ理論などを学び、これらの学習を通じて、数学的概念や表記法を理解します。