日   報(第4週)


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第21日目 8月28日(日)

熱心に歌を練習する 本日は小旅行の中休みということで、終日フリーでした。Conversation Partnersの仲間と最後のユージンを楽しんだり、お土産を買いに街へ出たり、ドミトリーで一日ゆっくりとしたりと、学生は思い思いに休日を楽しんだようです。しかし、夜には全員で歌の練習をしていました。本当に凄いことだと思います。過去のアメ短にも修了式後にも出し物の練習をしているなんて例が無かったのではないでしょうか。修了式のときより日に日にうまくなっています。今日はその練習の様子を写真で送ります。
その後、吉岡君が本日20歳のBirthdayを迎えたということで、前回の天野君に引き続き、サプライズ・パーティーを開きました。今回も本人には全く気付かれることなく、大成功しました。
明日はCrater Lake への旅行です。世界でも有数の水の綺麗さを誇る湖とその絶景をこの目に焼き付けていきたいと思います。

【管理人より】
サプライズ・パーティーの様子は、「スナップ・第21日目」にアップデートしました。前回の天野くんの時に気が付きましたが、15人の仲間の中には絵心のあるメンバーもいるようですね。
絵を描くことができる。音を奏でることができる。心合わせて歌うことができる。そしてそれらで人を喜ばせることができる…なんと素晴らしいことでしょうか。


第22日目 8月29日(月)

Crater Lakeの絶景と共に 今日は8時に出発してCrater Lake へと向かいました。Crater Lakeは火山が噴火した後に雨や雪解けの水がたまってできた湖です。川などの外部から流れ込んでくる水は一切無く、その透明度は世界でも有数と言われています。水深も一番深い所でおよそ700mに達するらしく、湖の水深でも世界でベスト5に入ると言われているそうです。しかも、湖にはもう一つ小さな火山があり、その先端が湖面に突き出ているのが特徴的です。
道中には、山の上に長さ20kmを越える直線道路があったり、日本ではあり得ないこの国のスケールの大きさに驚かされました。
そして、ついにCrater Lakeを目の当たりにした時は、皆が「すげぇー!!」と本当にその美しさに純粋に感激しました。これまでの人生にこれほど美しい景色はなかったのではないかと思えるほどその湖の青さは美しく、自然の力の偉大さを強く感じました。そして、その景色を見ながら持参したサンドイッチを食べるという、なんとも贅沢なランチを経験しました。
湖を一周し、帰る途中にはSalt Creek Fallに寄りました。高さ86mの滝で、上から覗き込むと吸い込まれそうな高さでした。この滝もとても美しく、学生達も感動していました。
今日は大自然の美しさを満喫し、オレゴンの素晴らしさを改めて確認できた一日となりました。
この旅行に行くにあたって、Powers教授にはバスの手配から、国立公園への入場料免除にいたる交渉までと、大変なご尽力をいただき、本当に感謝しています。

【管理人より】
天候にも恵まれ、全米でも上位を争う絶景を満喫できたことは、UOでの英語研修でベストを尽くしてきた15人の仲間たちにとってなによりのご褒美となりましたね。この日の感動した経験はきっと、明日のレコーディングにも良い結果をもたらすのではないかと信じています。


第23日目 8月30日(火)

レコーディングの様子 今朝は学生達の作詞作曲をした曲のレコーディングをしました。朝9時前から彼らはCarson Hallの一階に集合し発声練習を始め、9時過ぎからレコーディングを開始しました。
TAKE1はそのままCarsonで収録しましたが、TAKE2は音楽学部の教室まで行き、収録させてもらいました。ここまでのことをしたのは、過去のアメ短に前例はないのではないでしょうか。皆、毎晩練習を続けてきた成果が十分に発揮されており、修了式よりも数倍うまく、とても素晴らしい曲が収録できたと思います。これも短期留学の素晴らしい思い出です。
曲を歌い終えた後には、この曲を作りあげるにあたり、中心になって頑張った波田君、長谷川君、田原さんに皆からお礼のメッセージカードが配られ、改めて彼らのまとまりの強さを感じることができました。
午後からは、オレゴンを旅立つための準備をしました。スーツケースに荷物を詰め始めると、いよいよ帰国の時が近づいていることを感じます。あっという間の一ヶ月でした。明日はOSUに表敬訪問することになっています。最後のオレゴンを満喫したいと思います。

【管理人より】
出発のための荷物まとめを始めると気持ちがシンミリしてしまいそうですが、一方で「やるだけのことをとことんやれるまでやりとげた」皆さんのことですから、気持ちはむしろ充実感たっぷりと言ったところでしょうか。OSUには本学のように工学部が置かれていますから、各自の専門分野で興味深いものを見つけることができると良いですね。


第24日目 8月31日(水)

いよいよオレゴンで過ごす最後の日となりました。朝から本学の提携校であるオレゴン州立大学(OSU)への表敬訪問に行ってきました。OSUではChriss.A.Bell氏が我々を快く迎えて下さり、キャンパスツアーに同行し、非常に丁寧な説明をして下さいました。
OSUでのキャンパスツアー 広大なキャンパスは、オレゴン大学とはまた少し違った雰囲気があり、とても新鮮でした。ほとんどの校舎の外観は赤い煉瓦で統一されており、中に入れば古い校舎には歴 史を感じ、新しい校舎には最新設備が備えられていました。また、津波の研究施設を見学させていただき、その施設の規模の大きさに驚きました。
将来、OSUで学ぶ本学の学生が是非現れて欲しいと思いました。
帰りにはWoodburnにあるアウトレットモールに立ち寄り、短時間でしたが皆最後の買い物を楽しみました。スーツケースに入りきらなくなった荷物を入れるための鞄を購入する学生もいました。
今は夜の9時過ぎですが皆最後の荷物整理をしています。
明日は8時に出発し、サンフランシスコへ向かいます。あっという間に過ぎてしまった一ヶ月でしたが、皆が素晴らしい経験が出来たと思います。学生の中には、この短期留学をきっかけに真剣に留学を考え始めた者もいます。大変うれしいことです。皆がこの経験を財産として、今後の人生に生かしてくれることを期待しています。

【管理人より】
UOのあるユージーンに到着したばかりの頃は、滞在日数の長さもあってか、この地を去る日のことなど全く想像だにしません。ところが、現地の生活に慣れてくるとともにあっという間に一日、一週間が過ぎてしまうようになり、そしてとうとう最終日になってしまいます。ユージーンにやってきて、UOのドミトリに初めて入室したあの日のことを、誰もがまるで昨日の出来事のように思っていることでしょう。時に感傷に浸りながらも帰国までの数日間を楽しく過ごしてほしいと思います。


第25日目 9月1日(木)

ついに慣れ親しんだEugeneを出発する朝を迎えました。朝8時に迎えのバンが来て皆言葉少なに乗り込みました。
ゴールデン・ゲート・ブリッジにて 空港に着いてみると学生の一人が帰りのチケットをドミトリーに忘れてきたことが判明し、慌てて取りに戻るというトラブルがありました。しかし、こんな時に備えて早めに行動していたため、大事には至りませんでした。
オレゴンに別れを告げて、一路サンフランシスコに向かいました。ここはオレゴンとは比較にならないくらい大都会のため、心配していましたが、フィッシャーマンズ・ワーフやユニオン・スクエアでの自由行動も皆楽しく過ごせたようです。夕食後はホテルにあるプールで泳ぐ学生も見られました。
明日はヨセミテ国立公園です。Crater Lakeに続き再び自然の美しさに触れることができます。それと同時にアメリカで過ごす最後の日となります。皆で目一杯楽しんできたいと思います。

【管理人より】
サンフランシスコは、ユージーンのようなのどかな街とはまた違った魅力を放っていると思います。学生たちはその違いを十分に「楽しんで」くれたことと思います。さて 、UOで英語を学んだ成果はどれほど出せたでしょうか?


第26日目 9月2日(金)

朝7時にホテルを出発する予定が、バスが遅れて来たため約30分遅れの出発となりました。
ヨセミテ国立公園にてヨセミテ国立公園はやはりサンフランシスコの市内からは遠く、バスに揺られること4時間でようやく正午前に到着しました。ここは世界遺産に登録されている国立公園だけあり、その景色はオレゴンのCrater Lakeにも劣らない美しさでした。しかも、その広さはとても一日で周りきれるようなものではなく、滝あり、岩壁ありと見所も様々あり、全てそのスケールの大きさに驚きました。高さ500mを超えるヨセミテ滝は雪どけ水の水量が夏は少なくなっており、険しい岩山を登って滝壷まで行くことができました。水量が多ければ決して見ることのできない景色を見ることが出来たのも良い思い出となりました。
ヨセミテ公園からホテルに戻ってからは、ホテルで休養する者、ダウンタウンに出かける者、対岸のカリフォルニア大学バークレー校を見学に出かける者と3つに分かれて時間を過ごしました。
明日は、日本へ帰国です。皆、夜遅くまで眠れなかったようです。

【管理人より】
狭い国土のわが国は箱庭のような美しさがありますが、スケール感という点においてはアメリカが断トツですね。ヨセミテでは、それに景色の美しさが加わるのですから、受ける感動の大きさも想像に難くないですね。アメリカで過ごす最後の一日も思い出深いものとなったことは喜ばしいことです。


第27・28日目 9月3日(土)・4日(日)

中部国際空港に到着 朝10時にホテルを出発し、サンフランシスコ国際空港へと向いました。搭乗手続きを済ませ、空港内の免税店で最後の買い物です。皆、チョコレートを買ったり、ビーフジャーキーを買ったりと走りまわっていました。そして、日本に向けて10時間半の長旅の間、映画を見て過ごす者、ひたすら眠る者など、それぞれ思い思いに過ごしていました。
予定通り中部国際空港に到着し、ようやく一ヶ月に渡る旅が終わったという実感が湧いてきました。
終わってみると、本当にあっという間だったと思います。全員が無事に帰ってこれたことにほっとしました。学生たちには、この旅で出会った仲間をこれからも大切にし、この旅で経験し学んだことをこれからの人生に生かしていって欲しいと思います。
私も大変良い経験ができたことに感謝しています。本当にありがとう。(おわり)

【管理人より】
短期留学は幕を下ろしましたが、今回の貴重な経験を経て、皆さんの前の世界が大きく広がったことは確かであり、短期留学を終えた今、まさにその大きな世界に向けて足を踏み出したところであるといえるでしょう。約一ヶ月間、本当におつかれさまでした。


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