日   報(第3週)


第1週(8/8〜13)第2週(8/14〜20)|第3週(8/21〜27)|第4週(8/28〜9/4)

第14日目 8月21日(日)

学生たちがホームステイに行ってしまっているため、静かな朝をドミトリーで迎えました。予定では17時にはドミトリーに送ってもらえることになっています。もしも、ホストファミリーと夕食を食べるなどして遅くなる場合は17時までに浅井先生に連絡することになっていました。一番早く帰って来たのは、天野、広瀬ペアで17時にはドミトリーに戻ってきました。他のペアも、アメリカ時間ならば時間内であろう遅れで無事戻ってきました。
中村、戸田ペアはピックアップの朝から遅くなる旨ホストファミリーより申し出があったため、一番最後に戻ってきました。皆、やや興奮気味にそれぞれが体験したことを語りあい、ホストファミリーは馬を飼っていただとか、映画に連れて行ってもらっただとか楽しい体験をしてきたようです。
ホームステイの写真、メッセージは各自で投稿するよう学生たちに伝えてあります。楽しみにしていてください。

【管理人より】
ホームステイでの楽しい経験をもとに、何を感じ、何を学び取ったかということや、ハプニングにどう対処したかなどといったメッセージや体験談、「百聞は一見にしかず」と物語る写真の投稿などをお待ちしています。これらをきちんとした形でまとめあげ、公開することは、短期留学で自分たちの学び取った成果を確認することにつながりますし、来年以降に短期留学に参加する後輩たちに価値ある資料を残すことにもなりますから。


第15日目 8月22日(月)

実は昨晩、私が日報を報告した後に、天野君が誕生日だということが判明し、急遽、彼には内緒で皆でお金を出し合い、ケーキとお菓子を買い簡単なバースデー・パーティーをしました。この計画を持ちかけたところ皆驚くほど俊敏に行動し、今年は15人と例年に比べ参加者少なかったものの、その分良くまとまっていると改めて感じました。
スタジアムにて そして本日、いよいよAEIプログラム最後の週が始まりました。ここまで、午前中の授業を遅刻・欠席した者は無しです。当初体調不良を訴えていた学生も、今ではすっかり元気になり、伸び伸びと生活しています。この調子で最後までいってくれることでしょう。
午前中はPaul先生の授業、午後からはConversation partners でした。学生たちもだいぶ慣れてきたようで、最初の頃の緊張でガチガチになっていたのが嘘のように、時間になるとそれぞれがパートナーと共に学内の思い思いの場所に散って行ってしまいました。その後は、Powers教授の案内のもと全員でスタジアムまで足を運び、アメフトの練習を見学しました。ここで一番目を輝かせたのは、申し訳ないですが間違いなく引率の私でした。
今、彼らは夜のミーティングの最中です。修了式で行う出し物についての相談をしているようです。毎年、かなり感動するというような話を聞きますが、果たして今年はどんなものになるのでしょうか。彼らの頑張りに期待します。

【管理人より】
早いもので、UOでの語学研修も最終週に突入しました。学生たちは授業はもちろんのこと、修了式の出し物の相談やリハーサル、それに自由時間の過ごし方などでこれまで以上に密度の濃い毎日を送ることになるでしょう。おそらくあっという間の一週間になると思います。まとまりの良い15人のことですから、きっと心に残る修了式を送ることになると信じています。


第16日目 8月23日(火)

波田君を中心に歌を歌う 今日のOral Communication では、UOの学生とのConversationを行いました。本日のテーマは「恋愛」についてでした。結婚前に同棲をする人は多いと思うか、それとも少ないと思うかなどアメリカとの日本の文化の違いからくる恋愛観の違いなどについて話していました。難しいテーマだけに、理解に苦しんでいる学生も少なくなかったようです。
2時間目の授業では、波田君がこちらで購入したギターを弾きながら、是非日本の歌を聞かせて欲しいと先週Paul先生に頼まれていたため、授業の終わりに波田君を中心に歌を歌いました。写真はその様子です。
午後からはSports Activityが行われました。RaianとAroneの二人のコーディネーターとする授業もこれが最後です。皆、徐々にここでの生活が終わりに近づいてきていることを実感していることだと思います。その後は、皆ドミトリーに戻り修了式の出し物の練習をしていました。夜の全体ミーティングの後も、皆はCarson Hallの1階に集まり、秘密特訓をしていました。何ができるか楽しみです。

【管理人より】
UOでの「最後の日」の後のことを考えるとシンミリしてしまうわけですが、今はまだ誰もがきたる日に向けて全力投球といったところでしょうか。これからも一日一日を無駄に過ごすことなく、UOでの毎日を元気に明るく過ごせたらいいですね。


第17日目 8月24日(水)

Conversation Partnersで感謝のお土産 午前中はPaul先生の授業が2コマいつもどおりに行われました。午後からは、最後のConversation Partners が行われ、これまでの感謝の意を込めて学生からお土産として有松絞りの扇子とコースター、それから万博のキーホルダーをプレゼントしました。
オレゴンにはタイダイという独特の染物があるらしく、Saturday Market でTシャツが売られているのを見かけましたが、その染め物に似ているとこちらの学生は言っていました。綺麗だと言って皆喜んでくれたようです。最後ということもあり、メールアドレスを交換した学生もいたようです。
授業が終わると、女子学生4人をはじめ、何人かが街に買い物に出かけて行きました。9時には今夜もまた秘密特訓のため1階に集合して何やらやっていました。我々も修了式まで楽しみにしているため、この様子は申し訳ありませんが撮影することはできません。
授業はあと2日しかありません。やり残したことが無いよう頑張って欲しいと思います。

【管理人より】
修了式も間近になると、学生たちが出し物のためのリハーサルに熱が入ってきます。私も夜に日報を書き終えて外の空気を吸おうと、ドミトリーのロビーを通りかかったりすると、リハーサル真っ最中の学生を目にしたものですが、やはり式当日の楽しみということで深入り?することを避けていました。そして、そうしたことは正解で、彼らは楽しさと感動を与えてくれる式を成し遂げてくれました。泣いても笑ってもあと二日。今回も感動に残る修了式にしたいものですね。


第18日目 8月25日(木)

Oral CommunicationでUO生とともに 今日でUOの学生を交えたOral Communicationの時間が最後ということもあり、通常なら時間がくればすぐに終わるConversationもPaul先生の「終了」の声がかかってからしばらくは終わりませんでした。その後、学生達は名残惜しそうに記念写真を撮ったり、握手をしてお礼を言っていました。何人かのチューターは、明日の修了式にも出席してくれるようです。
授業が終わり、我々引率がAEIスタッフとの打ち合わせ、さらには明日の修了式の準備等をしてからドミトリーに戻ってみると、学生達の姿はどこにもありませんでした。午後からがフリーということで、みな今日も街に出かけて行ったみたいです。
ただ、橋本君は街ではなく、大学前の床屋さんに行き、SO COOL になって帰ってきました。これで、明日の修了式にはすっきりして臨むことができるでしょう。

【管理人より】
学生たちが、UO生とも良い人間関係を築いてくれたということを我がことのようにうれしく思います。ここでの経験から受験のためのテクニックでない英語を操ることの難しさ、面白さを十分に分かってくれたことと思います。
大学前の床屋さんには、私もちょっとした思い出があります。興味があってガラス越しに店の中を覗いていると、にこやかに「何かご用?」と店主らしき男性が尋ねてきました。
「日本で友達が床屋をやっているので、ちょっと興味があって。」と答えると、すかさず「アンタもここで切ってくかい?」と聞き返され、「丁重に」お断わりしてきたことを思い出しました。床屋さんはダウンタウンでも何軒か見かけましたが、どこも店内は雑然としていましたね。


第19日目 8月26日(金)

本日ついにAEIプログラムの全日程が終わり、午後から修了式が行われました。
感謝の気持ちをこめて歌う 一人一人に修了証が手渡され、皆ようやく終わったんだという実感が湧いてきたことだと思います。修了式では、いよいよ彼らの出し物を披露する時がきました。彼らが毎晩特訓してこの修了式のために準備していたのは、皆で英語の歌を合唱することでした。波田君がこちらに来て購入したギターを弾き、田原さんがピアノを担当して一曲目はビートルズの「Let it be」でした。
彼らが唄い始めた瞬間、鳥肌がたちました。とても綺麗に揃っていて、皆が聴き入っていました。曲はそれだけではなく、2曲目はなんと彼らが自ら作詞作曲したユージンに本拠地を置く1A所属の野球チーム「エメラルズ」の応援歌でした。これは我々が こちらに来て最初の週末にPowers教授と共に観戦したチームです。このチームには決まった応援歌はありませんでした。でも、彼らが実際に球場に足を運んで感じたのは、決して強いとは言えないチームですが、地元の人々に非常に愛されている良いチームだとういうことでした。学生達もこのユージンが好きになったという気持ちとAEIスタッフへの感謝の気持ちを伝えるために、誰からも愛されているエメラルズの応援歌を作ることにしたようです。この曲も実によく出来ていて素晴らしかったです。最後には、AEIスタッフも一緒に歌えるようにと「スキヤキソング」まで準備しており、そこに居たみんなで歌いました。
修了式後の記念写真 全て歌い終わると、ここで驚く提案がAEIからされました。なんと、エメラルズの応援歌を是非レコーディングしようと言うのです。それをエメラルズに送るからと。我々の記念になるだけでなく、もしかしたら球場で流されるかもしれないという壮大な夢が広がりました。学生の反応はどうなのかなと思っていると、なんと今夜も全員で歌の練習をしていました。これは、何が何でもレコーディングさせてあげたくなってきました。予定では火曜日にレコーディングです。こちらには音楽学部もあるので、そこのスタジオを借りてレコーディングできそうな雰囲気です。是非、良いものを残して、来年のアメ短の学生にスタジアムで聞かせることができればなんて凄いことを考えています。
明日からは、小旅行が始まります。まずはオレゴン・コーストです。良い思い出を作ってきたいと思います。

【管理人より】
昔のアメ短のことは知りませんけれど、ここ近年ではかつてないほどにすばらしい修了式だったようですね。日報を読んでいるこちらも感動の震えがきました。また、今回の修了式は、単にこの場でおしまいというだけでなく、エメラルズの応援歌を通じて、次につながっていく可能性を秘めているというのが特にすばらしいことであると思います。学生たちの考え出してくれた素敵な出し物について、感動するだけでなくすばらしいアイデアを提案してくれたAEIのスタッフの皆さんにも頭が下がる思いがします。
明日以降のスケジュールでも良い思い出を作ってくれることをお祈りしております。


第20日目 8月27日(土)

朝8時に大型バン2台に分乗してUOを出発し、向かった先は、オレゴンでは必ずどの写真集にも登場するかの有名なオレゴンコーストです。ドライバーはSports Activity でもお世話になったRianとAaronでした。海岸に到着すると、2名が海水パンツに着替えて海にダッシュして行きました。海水は冷たいと聞いてはいたのですが、アラスカから流れてくる寒流は想像よりはるかに冷たく、凍傷になる前に二人は水から上がり服を着ていました。他のみんなも裸足になり、波うち際でその冷たさを体感したり、貝殻を拾ったりと楽しんでいました。今日は天気も良く、最高の景色も楽しむことができました。
オレゴン・コーストにて その後は二組に分かれ、一組は乗馬、もう一組は先に食事を取りました。食事では名物のクラムチャウダーをおいしくいただきました。乗馬は、馬が非常に賢く、何もしなくても連れて行ってくれるといった感じでした。乗馬コースの景色は素晴らしく、これも良い思い出となりました。
帰りには、大きな湖と砂丘のある公園に寄り、ボートに乗ったり、サンドボードをしたりと楽しみました。オレゴンコーストでは水の冷たさに負けた学生も、ここでは思いっきり水に飛び込みはしゃいでいました。
皆、疲れきった様子です。明日は休養日に当ててあるので、ゆっくりと休んで疲れをとって欲しいと思います。

【管理人より】
良い天気でのオレゴン・コースト行きは、すばらしい修了式をやりとげた学生たちには、なによりのご褒美になったことと思います。次の小旅行も良いお天気に恵まれるといいですね。


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