コンピューターをはじめ、電子機器で信号を送るケーブルには必ずコネクターが付いています。それには差し込む側と差し込まれる側があって、差し込む方は大抵プラグといいますが、差し込まれる方はソケットまたはジャックといいます。オーディオケーブルに関してはジャックが多いでしょうか。
よく見るのはヘッドホンをつなぐもので、細めのものはミニプラグ/ジャック、太めのものが標準プラグ/ジャックといいます。そしてアナログオーディオでは不可欠なのがRCAピンプラグ/ジャックですね。ステレオ音声が赤と白(映像信号があれば黄色)になっているあれです。そのほかにもノートパソコンでは、ACアダプタからDC電源を取り込む電源ジャックもあります。
それはともかく、なぜジャックと呼ぶのでしょう。ジャックの英語(jack)の意味を見ると、重いものを持ち上げるジャッキ、トランプのジャック、そして電気の接続コネクタが最初の方に出てきます。何か共通項があるのでしょうか。語源の説明ではジャックは男という意味があるようです。でも、そうするとネジやコネクターのオスメスの関係とは逆になってしまいますね。
ちなみに家庭用の電源でプラグを挿すところをコンセントといいます。このコンセントは日本だけの言い方で米英では通じないということはご存じでしょう。アメリカでは wall socket、イギリスでは outlet といいます。 --- Y.O. ---