螺子

 螺子(ねじ)はどんな器械にも使われる部品ですが、パソコンを組み立てたことがある人は面倒な問題があることをご存知でしょう。それはミリねじとインチねじの2種類が使われていることです。そして、それらを間違えると空回りしたりねじ山を壊して使えなくなったりしてしまいます。大抵はCDドライブやフロッピードライブはミリねじ、ハードディスクはインチねじ、ケースはどちらもありです。
 なぜこんなことになっているかといえば、単位に関しては世界の最後進国であるアメリカがコンピュータ業界を牛耳っているからです。世界がメートル法で統一されていこうというのにアメリカだけが後れているのですね。しかも、アメリカも法律上はメートル法を使うはずなのに現実は全く守られていないというのだから驚きます。
 ところでネットで調べると「ねじ」よりも「ネジ」が多く使われています。ということは外来語?…。いえ、そんなことはありません。漢字では螺子(らし)ですが、他に捩子、捻子とも書きます。つまり「捩じる」や「捻る」からきているわけですから立派な日本語のはずです。
 そういえば、「ばね」も平仮名より片仮名の方が多くないですか。螺子とか発条(條)という漢字が難しいからですかね。 --- Y.O. ---



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