ペタとは単位の接頭辞で、千兆倍を表します。単位の接頭辞とはキロとかミリとか基本の単位の前に付けて大きい量や小さい量を表しやすくするものです。その他にヘクト(100倍)、デシ(1/10)、センチ(1/100)あたりはよく耳にすることでしょう。
コンピューター関係では記憶容量のバイトの前に付ける キロ、メガ、ギガがよく使われています。本来これらは1000倍、100万倍、10億倍ですが、バイトの場合は210、220、230 と1024倍ずつ増えます。まあ概算としては1000倍で考えてもいいでしょう。
それで、最近はギガでも足りなくて次のテラ(tera=1兆倍)まで使われるようになっています。それはハードディスクの容量です。1テラバイトのハードディスクが普通に売られているのはすごいことだと思いませんか。わずか20年ばかり前はフロッピーディスクの1メガバイトで全部をやりくりできたのに、今やその100万倍を使っているのです。3.5インチのフロッピーディスクを100万枚重ねるとどのくらいの高さになると思いますか? なんと約3300メートルです。もうほとんど富士山の高さです。
さあ、この調子で記憶容量が増えてあと何年かするとテラでも足りなくなるのでしょうか。テラの次がペタ(peta)です。ペタは250 約1015。キロはギリシャ語の1000という意味の言葉がもとになっているそうです。メガとかギガは巨大、テラはモンスターの意味です。で、ペタはというと、はっきり分からないのですが、多分5を表すペンタ(penta)に関係しているのでしょう。キロから数えて、メガ、ギガ、テラ、ペタと5番目でしょう。
さて、ペタの次はエクサ(exa)がきます。でもこの単位の話をすることは当分ないと思いますよ。--- Y.O. ---