TITLE |
仮想ブリッジ回路に基づくセルフセンシング・アクチュエータを用いたはりの軌跡制御 |
E.TITLE |
Tracking Control of a Cantilever Beam Using Self‐Sensing Actuator Baced on Virtual Bridge Circuit. |
著者 |
瀧上唯夫,早川義一(名古屋大 大学院);大嶋和彦(大同工大) |
発表誌と |
日本機械学会論文集 C VOL.64,NO.624 PAGE.2931‐2938 (1998) |
要旨 |
本研究では,セルフセンシング・アクチュエータ(SSA)を片持ちはりの軌跡制御に応用することを試みた。この際用いるブリッジ回路のバランスの崩れの原因と なる,(a)ピエゾ素子の電気的等価キャパシタンスの不確かさ,(b)ブリッジバランスのチューニングの困難さに対して,バランスの崩れを排除する観点から, (a)キャパシタンスに相当する値を同定する,(b)キャパシタの調整を計算機内でのゲインの調整に置きかえるという発想に基づいて,ブリッジ回路を完全に構成せずにSSAを実現する手法を提案した。はりの変位を目標軌道に追従させる実機試験において良好な追従性能が得られ,提案する手法の有効性を確認した。(著者抄録) |