ケルビン

 ケルビンとは分子の運動が止まる温度(絶対零度)を基準とする絶対温度の単位です。私たちが慣れ親しんでいる摂氏(Celsius)とは273度差があって、摂氏0度は273ケルビンとなります。
 単位の表記は摂氏は℃であるのに対してケルビンは K とだけ書いて°を付けません。またケルビンというのは物理学者のKelvin卿(本名William Thomson)にちなんだものです。
 コンピュータでケルビンが出てくるのは色温度の話でしょう。色温度とはディスプレイなどが発する色を温度で表すものです。というと色と温度の何の関係があるの?と思うかもしれませんね。
 たとえば鉄を熱していくとだんだん赤くなります。もっと熱くなると橙、黄色、白、青白と変って行きます。物理学では黒体という理想的な仮想物体について温度と色の関係が決められています。つまり、温度が決まれば色が決まる、ならば色を温度で表してやろうということなのです。
 具体的には、普通の昼間の太陽光は5500K程度。夕焼けの色は2000K程度です。そして面白いことに、曇り空の色は7000Kにもなります。色から感じる暖かさとはまったく一致しませんね。
 最近は蛍光灯やLEDのパッケージにも色温度が示されています。黄色味のある電球色は3000K、真っ白な昼光色で6500Kほどです。それに比べてコンピュータのディスプレイの白は9000Kを超えるものが多いですから相当青白い色になっています。真っ白な画面ばかりでは目が疲れるのも当然です。--- Y.O. ---





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