LEDとは発光ダイオード(Light Emitting Diode)のことです。ダイオードのダイは2、オードは道という意味です。道といっても電気が流れる道なので電極ということ。ですから、ダイオードは2本の電極を持つ半導体なのです。そしてダイオードは電気を一方向にしか流さないという不思議な性質を持っています。これは交流を直流に変えたりするのに使われます。
LEDもそれと同じ性質を持つ半導体なのですが、それよりも電流が流れると光を出すという性質があるのです。しかも、白熱電球や蛍光灯と違って熱を出さないので、与えたエネルギーのほとんどが光に変換されます。つまり、とても効率がいいんですね。
光の色は赤と緑が先行し、後に青のLEDが実用化されるに及んで、RGBの3色でさまざまな色を表現できるようになりました。省エネの機運にのって従来のライトがどんどんLEDに置き換えられています。それはとても良いことなんですが、安いからといって使いすぎては意味がありません。最近、街には必要以上の電飾が増えているような気がしませんか。 --- Y.O.
大同工業大学 情報学部 大石研究室