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年代 (西暦) 事象
1801年 近代吊橋としては第1号であるジェイコブズ・クリーク橋がジェームズ・フィンレイの手によってアメリカ(ペンシルヴェニア州)に架けられた。
1846年 この年から50年にかけてイギリスの技術者ロバート・スチーブンソンはメナイ海峡にブリタニア鉄道橋を吊橋として施工していたが、結局鉄道橋としては不向きと考え吊橋にはできなかった。
1855年 アメリカの技術者ジョン・ローブリングがナイアガラ鉄道橋を吊橋として完成させた。
1883年 ジョン・ローブリングが設計し、その遺志を継いだ息子のワシントン・ローブリングが、13年の歳月をかけてブルックリン橋をニューヨークのイースト・リバー上に完成させた。
1901年 ブルックリン橋の主径間で、9本もの吊材が次々に破断するという事故が起こった。(弾性理論の欠点)
1909年 ニューヨーク市の技師であるレオン・モイセイフの手によって、世界で最初のたわみ理論による吊橋マンハッタン橋を、ブルックリン橋と並行した位置に竣工した。。
1931年 モイセイフが人類で初めて支間1,000メートルを超す構造物であるジョージワシントン橋を竣工した。
1940年 当時世界第3位のスパンを誇り、おそらく竣工したモイセイフにとっても快心の作であったに相違ないタコマ・ナロウズ橋が、竣工後わずか4ヶ月にして、風にあおられて崩壊した。
1966年 タコマ橋での失敗を教訓として重厚な橋をかけるアメリカ流の吊橋を真向から否定し、長大吊橋から補剛トラスを不要にし、流線形箱桁と斜めハンガーで補剛した軽快で合理的なセバーン橋がイギリスに架けられた。
1981年 イギリスのフリーマン・フォックス社が、今世紀最大のスパンを誇る吊橋ハンバー橋を開通させた。
1982年 セバーン橋の斜めハンガーの揺れがすこぶる激しいのが原因で「イギリスで橋のケーブルが破断」といったような記事がこの年の春頃から頻出した。

参考文献:「現代の吊橋」・・・編著:川田 忠樹


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