汚染の原因となる物質には、主として、揮発性有機化合物(VOC)、重金属、硝酸・亜硝酸性窒素があります。地下水は、いったん汚染されると浄化することが容易ではありません。また、物質の種類によって程度は異なりますが汚染が拡散することもあるので、早期の調査と対策が必要ですし、有害物質の地下浸透を未然に防止することが何よりも重要です。
VOCは難分解性で土壌に吸着されにくいため土壌中に容易に浸透し、地下水の流れによって広範囲に汚染が広がるおそれがあります。また、土壌中に原液状で溜まったり、地質の状況によっては地下深部にまで汚染が広がることもあります。
重金属は、一般に土壌に吸着されにくいため、汚染は深部にまで拡散しにくいという特徴があります。
硝酸・亜硝酸性窒素は、土壌に吸着されにくいため、地下水に移行し易く、一般に汚染が広範囲に及ぶという特徴があります。
地下水汚染は、汚染の原因となる物質によってその性質が異なるため、それぞれの汚染の性質に応じた対策を講じることが必要となります。