一般に土壌とは、「陸地の表面を覆っている生物活動の影響を受けた物質層」と考えられている。
一方、土壌汚染という用語で使用している土壌とは「土地や地盤を構成する物質(実質的には土地や地盤そのもの)を指していて、その中に農薬や油等の物質が、自然環境や人の健康・生活へ影響がある程度に含まれている状態を言う。
人が資源として利用する鉱山等の有用物質を含む状態(鉱物資源等)は、それが有害物質であっても、汚染とは言わないが、人が利用した後に有害物質が拡散し、これらが自然環境や人の生活へ影響がある程度土壌中に含まれた場合は汚染と考えられる。
汚染の発生は社会状況に強く依存する。まずひとつ目として、取り扱っている物質が後の科学的知見の発展により有害物質と判明することがある。ふたつ目は、公害としての社会的認識不足である。土壌への地下浸透は汚染として体感しにくいため社会的に認識が低くなり、その結果、汚染問題を顕在化しにくくしている。