授業概要

 本講義では、山地からの雨水流出から始まり、河川さらには海岸までの「水系」の環境学として、生態系・水質の側面から見たときに、水循環、物質循環および土砂輸送(による地形変化)がそれらをどのように支え、歪めるのか、という関わりを理解し学ぶ。

授業計画

第1週 4月09日(水) ガイダンス、河川管理の目的
第2週 4月16日(水) 川の流域区分と河道形態
第3週 4月23日(水) 治水と河川環境
4月30日(水) 休日
第4週 5月07日(水) 利水と河川環境
第5週 5月14日(水) 親水機能と河川管理
第6週 5月21日(水) 出水と土砂輸送
第7週 5月28日(水) ■休講■
第8週 6月04日(水) 人工物や植物による影響
第9週 6月11日(水) 生態系における河道の役割
第10週 6月18日(水) 生態系における砂州等の役割
第11週 6月25日(水) 河道での水質形成
第12週 7月02日(水) 環境に配慮した河川整備の事例
第13週 7月09日(水) 環境に配慮した河道断面デザインの演習
第14週 7月16日(水) 海岸の環境と河川との関係
補講(未定) ■補講■ 海岸の環境改善事例
第15週 07月23日(水) 期末試験



成績評価

 試験80%,レポート20%の総合評価

学習到達目標

1) 中・下流域の河道や、沿岸の典型的な物理場を理解し概説できる。
2) そういった場の形成が、洪水や土砂輸送とどのような関係があるのかを説明できる。
3) 生態系の多様性を支える、わんどなどの場の多様性とその役割を説明できる。
4) 河川・海岸が水質に作用する仕組みの概観を説明できる。
5) 河川の生態系を改善するための整備施工例を調べ、説明できる。
6) 環境保全を制約・阻害する他管理目的(治水・利水)との関係を説明できる。

教 科 書 「河川工学」(河合ら,コロナ社) 主に板書。ノート等は必携。資料を適宜配布する。
参 考 書 高橋裕「河川工学」東京大学出版会、山本晃一「沖積河川学」山海堂。

教育・養成目標 教育目標A社会基盤施設のデザイン能力の育成(100%)




文責: 鷲見哲也
作成日 2007.11.02