アプリという言葉の意味も時代とともに変化しているようです。もともとアプリは Application Software で「応用ソフト」と訳されていました。つまり、OSとかドライバのように裏方で動くプログラムではなく、ユーザーが直接使うようなプログラムのことです。
でも、いまアプリといえば大抵スマートホンのプログラムのことです。ちょっとしたアクセサリーから、最先端の技術を使ったものまで非常に多種のアプリが提供されています。スマートホンのユーザーはパソコンユーザーに比べるとコンピューターの構造など意識する人も少ないでしょう。そのため、すでにアプリケーションの略ではなく「アプリ」という単語と認識されているようです。
また,さらに「アプリ」は一人歩きを始めました。スマートホンなどのホーム画面で、アプリを起動するショートカットの絵柄、つまりパソコンでいうアイコンもアプリと呼ぶケースが増えています。ホームにアプリが入りきらない、というのはメモリー容量ではなく画面の大きさの問題です。
専門用語が一般化されるときは大抵略されて短くなります。これは英語でも同じでApplicatinでは長すぎるので省略されています。ただ、「Appli」ではなく「App」というようです。日本語よりさらに短くなってしまいましたね。-- Y.O. ---