char

 プログラミングになじみのない方には char といってもピンと来ないと思いますが、C言語などを経験した者にはとても身近な単語です。
 char とは 1バイトの記憶型を表すもので、アルファベットなどいわゆる半角文字の文字コードを記憶するのが主な用途です。コンピューターの世界では文字のことを character と言いますから、 char は character の略であることは確かです。それで、問題は char をなんと読むかです。
 素直(?)に読めば「チャー」でしょうね。でも、あるC言語の本を見たところ「キャラ」と読むのだと書いてありました。確かに元はキャラクターですからね。どっちが正しいの?
 英米人はなんて読むのかイギリス人の学生さんに聞いてみたところ、わからないといわれてしまいました。それでネットであれこれ調べてみると、そんな話題の記事がいくつか見つかりました。で、正解は?…ないようですね。
 やはり「チャー」と読む人は多いようです。他に多かったのが"care"なんですが、これは「ケア」に近い発音です。そして意外なのが"car"。これは「カー」でしょう。ただ、「キャラ」に近い発音は見られませんでした。これは日本語的な略し方なんですね。もしNHKがプログラミングの番組を放送したとすると何というのでしょう。
 もっとも、略語というのは読み方の決まっていないものがいくらでもあって、同じC言語に出てくる"strcpy"とか"strlen"なども各自勝手な読み方をしているようです。str は string(文字列の意味)ですからキャラ派の人は、strcpyを「ストリコピー」と読むのでしょうか。「リ」のとこがなんとも格好悪いなあ。- Y.O. ---



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