ロックといっても音楽のRockじゃなくて、錠のLock。コンピューターで一時的に何らかの操作をできなくしたり、データを更新できなくするのがロックです。
ネットワーク上のデータを複数のユーザーが同時に編集しようとすると、整合性が取れなくなってしまいます。そこで他者が変更できなくするために「ロックをかける」などといいます。つまり、鍵をかけるとか錠前を下すというイメージですね。
こういうことは安全のために大切なことではありますが、ロックのことを知らないとパニックに陥ってしまうかもしれません。
パソコンのキーボードには3つのロックキーがあります。ひとつはCapsLockキー。これはシフトを押さずに大文字を入力できるようにするものです。Windowsの場合CapsLockはシフトと組み合わせて使うので、知らないうちにロックされるということは稀でしょう。
ところがNumLockキーとScrollLockキーは、単に押すだけでロック状態になってしまいます。とくに初心者を悩ませるのがScrollRockキーでしょう。エクセルの中でScrollLockを押してみてください。矢印キーがスクロール用になってしまい、セルの移動に使えなくなります。解除はもういちどScrollLockキーを押すだけなんですが、ロックを知らない初心者はパソコンが壊れたと思ってしまうかもしれません。
たったひとつのキーに悩まされてパソコン嫌いになってしまう人もいるのではないでしょうか。--- Y.O. ---