一次電池というのは、充電できない使いきりの電池のことです。よく使うマンガン電池とかアルカリ電池と呼ばれる乾電池がそれです。これに対して二次電池はニッケル水素、リチウムイオンといった充電可能な電池のことです。コンピューターでは一次電池を使うことは少ないと思いますが、デジカメなどの携帯機器ではまだまだお世話になります。
ただ、使い切りというのは何となくもったいなくてエコではないというイメージがありますね。時代の傾向としても一次電池の生産は徐々に減って二次電池に置き換えられています。2009年で一次電池の生産個数の率では66%、金額の率では17%にまで下がっています( 電池工業会 )。
でも、一次電池はどこでも売っているので、出先で電池切れになったときなどは本当に頼りになります。そもそも乾電池は日本で発明されたものです。それまで電解液を使う湿電池しかなかった時代に、持ち歩いても液漏れの心配がない電池というのは画期的な発明だったようです。また単1、単2、単3とサイズがわかりやすいのがいいですね。この「単」というのは英語の Unit Cell の Unit を訳したようです。でもアメリカでは単1〜単4をD、C、AA、AAA と呼ぶのだそうです。BとAがないのはなぜなんでしょうね。ブラジャーと一緒になってしまうから? --- Y.O. ---