フルタワーケース

 デスクトップ型パソコンはケースと呼ばれる箱の中に収められています。このケースは形も大きさもいろいろです。その中でもとくに背の高いのがフルタワーケースです。何センチ以上という明確な規定があるわけではありませんが、60cm程度でしょうか。
 もう少し背が低いとミドルタワー、さらに低くなるとミニタワーといいます。これらの差は何かというと、単純に中に収める部品の量です。ハードディスクやCD、DVDドライブ、その他に各種のインターフェースボードなどをたくさん入れたければ背の高いケースが必要になるというわけです。
 最近は部品が小さくなり記憶装置1台の容量も増し、そんなにたくさんの部品を詰め込むこともなくなりました。それでフルタワー型のケースというのも珍しくなってしまいました。市販のパソコンはミニタワーがせいぜいで、多くはタワーと呼べないコンパクトケースでしょう。
 タワーとはもちろん搭のことです。かつては、ご立派な器械を積み重ねたコンピューターを入れるには相応しい名前だったのでしょうね。   --- Y.O. ---

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