液晶(Liquid Crystal)は、あるときは液体あるときは固体として振舞う物質...。難しいことはともかく、液晶は光を通すか否かを電気でコントロールできることが役に立つのです。これは電卓や時計の表示を見ると分かりやすいですね。文字の部分が黒くなったり透明になったりするのは光が通るかどうかによるわけです。
さてコンピューターといえばLCD(液晶ディスプレイ)です。それで、液晶がLCDとどう関係しているか分かりますか。電卓や時計の文字は白黒なのにLCDでは様々な色が出ます。なにが違うの?
この点は誤解されやすいようですが、LCDの液晶は光を出しているわけではありません。三原色(RGB)の光を出す部分は後ろにあって、その光を通すか否かを液晶で制御しています。しかも、これが非常に小さい点として縦横に何百万個も並べられているので、あのように美しい画像を表示できるのです。
コンピューターのディスプレイはCRT(ブラウン管)が姿を消してどんどんLCDに置き換えられています。LCDになって一番うれしい事はなんでしょう。コンピューターを触る人にとっては軽くなったことじゃないでしょうか。これでギックリ腰の危険性がずいぶん減ったと思いますよ。 --- Y.O.