排他とは他を排除する=自分だけ、というようなイメージでしょうか。
コンピュータ関係ではまず、排他的論理和があります。これは2進数の演算でORやANDとともに出てきます。XOR(Exclusive OR)と書き、
0 XOR 0 = 0
0 XOR 1 = 1
1 XOR 0 = 1
1 XOR 1 = 0
となる演算です。つまり違うものどうしはOK、同じものはダメとなります。これは1桁の2進数の足し算の答えそのものでもあります(繰り上がりは別)。
さてもうひとつは排他制御という言葉があります。メモリーやディスクなどで同時に複数からアクセスがあって変更されると困るような場合、同時にはひとつのアクセスしか許さないということです。このことは座席予約システムで考えると分かりやすいでしょう。同時に2人への販売を行うと大変なことになってしまいますよね。
座席予約なら先着優先で解決できますが、もっと複雑な条件で優先順位を決めることもあります。その場合、条件をよく整理しておかないとだれもアクセスできないという問題が起こりかねません。人に例えるなら、皆が遠慮しあってだれも料理に箸をつけないとか、グー、チョキ、パーのような三すくみ関係になって順序が付けられないとかです。人間ならなんとなく解決できるんですけどね。 --- Y.O.