最近はウェブサイト(Web Site)のことを単にサイトといいます。それでサイトとは何?とあらたまって聞かれるとなかなか答えられません。
英語の site の意味を調べると,「敷地」「用地」「遺跡」「現場」という訳語が出てきて、これまた、かなり広い意味を持った単語です。日本語でもキャンプサイト、ダムサイトというように「場所」という程度の意味で使われています。
さて、ウェブのサイトの意味としては、ひとまとまりのホームページが置かれている場所なんですが、見た目のまとまりではなく、それを提供しているサーバーやそのURLあるいは管理団体を意味することもあって、簡単には定義できません。
でも大雑把にいうと、
共通の入口があって、相互にリンクされたウェブページ群
単一の団体か個人で管理され、ある程度まとまった領域の情報を提供していている
というようなところでしょうか。
コンピュータ関係でもうひとつ、サイトライセンスという言葉が使われます。これはソフトウェアの使用権を企業や学校単位で購入する方式を意味します。この場合のサイトとは買う側の団体を指しているわけですね。
サイトのような言葉は定義なんか見なくても分かります。コンピューター用語のほとんどは、学術用語のような厳密な定義もなく勝手に広まったものです。誤解さえなければそれでいいのでしょう。 --- Y.O.