マウスの感度を表す単位をミッキー(mickey)という...へぇ、へぇ、へぇ...といかにもトリビア的な話題ですね。ところがこの「ミッキー」は謎だらけの単位です。
まず、いろいろなところで語られるのに、実用の世界でミッキーを見たことがありません。そしてミッキーとは何かを調べると、これがまたいろいろで正体が掴めません。ウェブ上の用語辞典で調べると
・画面上を移動したドット数とマウスを動かした距離(センチ)の比
・マウスを200分の1インチ動かすこと
・マウスを100分の1インチ動かしたとき画面上で移動するピクセル数
等等、言っていることがバラバラです。
調べてみると、どうも「画面上で1ドット(ピクセル)移動させるためにマウスを動かす距離」というのが正しいように思えます。200分の1インチというのは、この言葉が出てきた当時のマウスが1インチあたり200ドットの感度だったことから生じた誤解でしょう。
現在マウスの感度は解像度と呼ばれ、dpiとかカウントという単位で表されます。今や安物のマウスでも800dpi程度の解像度があります。さらにソフト側でマウスの感度(移動速度)を調節できるようにもなったので、感度など気にすることも少なくなりました。
ミッキーという言葉を言い出した人は分かっています。マイクロソフト社でマウスドライバーの開発に携わったChris Peterという人です。誰か本人に直接聞いてくれないかな。 --- Y.O.