ディスク

 コンピューターではハードディスクやコンパクトディスクなどの記憶装置に使われます。かつてはテープやドラム(円筒)の記憶装置もありましたが、ランダムアクセス(好きな順序での読み書き)や小型化の有利さから、現在ではディスク型の装置が圧倒しています。
 さてディスクの英語ですが、discとdiskがあるのをご存知ですか。もともとラテン語がdiscus、ギリシャ語がdiskosで、どちらからも英語に入ったようです。そして、イギリスはdisc、アメリカはdiskが多かったといわれていますが、絶対的ではありませんでした。
 コンピューター関連では、1980年代にCD=Compact Discが商品化されるとき「c」が採用されました。それに対してHD=Hard Diskは「k」です。したがって音の録音あるいは光を利用したものは「disc」、磁気でデータを記録したものは「disk」という使い分けができた・・・かのように思われました。しかしこれも完全に守られているわけではなく、問題は決着していません。
 コンピューター以外ではFlying Disc(フリスビー)Disk Brake(自動車のディスクブレーキ)というように使い分け方がはっきりしないまま使われています。日本語はカタカナで書けば問題なしですね。   --- Y.O. ---

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