学歴
平成20年 名城大学理工学部機械システム工学科 卒業
平成22年 名城大学理工学研究科修士課程機械システム工学専攻 修了
平成25年 名城大学理工学研究科博士後期過程機械工学専攻 修了
学位
博士(工学)
現在までの経歴
平成25年 国立高等専門学校機構鳥羽商船高等専門学校 助教 着任
平成27年 大同大学 講師 着任
プラズマを用いた表面処理法などに関する研究
機械部品や工具、金型など、ものづくりにおいて必須となる鋼には、窒化処理やコーティングなどの表面処理というものが施されています。本研究では、大気圧中や真空中での鋼のプラズマ表面処理の研究を軸として、切削油の滅菌や潤滑油へのプラズマ処理の応用などについても研究を行っています。
大気圧プラズマを用いた表面処理は環境に優しい処理法であり、他の表面処理法と同様に機械部品、工具などに施すことで、それらの寿命が飛躍的に向上します。しかし、プラズマの生成制御が困難など、まだまだ多くの困難を抱えている新しい処理法なのでやりがいがあります。真空を用いたプラズマ表面処理の実験では1回の実験に数時間、条件によっては十時間、二十時間以上、1回の分析に数日かかることもあり、研究に時間がかかります。さらには、これだけ時間をかけても再実験になることがほとんどです。時間をかけて打ち込んでいるからこそ、仮定していた結果が得られたときや、思いもよらない結果が得られたときに楽しさがあります。