坪井 涼 教授 [Ryo TSUBOI]

プロフィール

学歴
2004年 東京理科大学 工学部 機械工学科 卒業
2006年 東京理科大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程修了
2009年 東京理科大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士課程修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
2009年 東京理科大学 工学部 機械工学科 助教
2014年 大同大学 工学部 機械工学科 講師
2015年 大同大学 工学部 機械工学科 准教授
2024年 大同大学 工学部 機械工学科 教授
現在に至る

現在の研究テーマ

・航空機の着氷現象における冷却固体表面に衝突する液滴の飛散についての研究(宇宙航空研究開発機構との共同研究)
・表面テクスチャリングを用いた摺動表面の性能向上(自動車用内燃機関技術研究組合との共同研究)
・室内環境におけるにおい分布への流れの影響(建築学部かおりデザイン専攻との共同研究)
・カヌー競技者用パドルの流体特性に関する研究

研究テーマの魅力

実験やシミュレーションを利用した流体の可視化を基本として様々なテーマで研究を行っています。航空機用のジェットエンジンに対する着氷現象や自動車用エンジンのピストン・シリンダ内の潤滑油の流動など、研究対象は多岐にわたります。実際の動作環境での実験が再現するのが難しい場合はシミュレーションを用いて研究を行っています。普段は見ることの出来ない流体現象を実験やシミュレーションを用いて見えるようにすること、それらを用いて産業界に貢献できることが研究テーマの魅力です。

学外活動(学会活動における役職経験)

日本トライボロジー学会 学会誌編集委員、国内・国際会議実行委員、若手イベント実行委員長など
東海トライボロジー研究会 研究会会計幹事、国際シンポジウム実行委員など
日本機械学会 機素潤滑部門 運営委員会委員、関東支部卒業研究発表コンテスト審査委員など

MESSAGE

在学生へのメッセージ

しっかり勉強しましょう!
最近では「社会でいちばん重要なのはコミュニケーション能力だ」と言われることが多いですが、正しくもあり、間違いでもあると思っています。本当に必要なのは「しっかりとした知識に裏打ちされたコミュニケーション能力」です。勉強したことが“そのまま”社会で役に立つわけではないですが、社会に出た多くの人が「学生のときにもっと勉強をしておけばよかった」という感想を持つのも確かです。たくさん遊んで、たくさんアルバイトをして、それでも勉強をする時間は残っているはずですので、たくさんの知識を身につけて社会に出て、活躍をしてください。

受験生へのメッセージ

大学に進学しようとしている学生、その他の場合でも同じですが、「○○大学」「○○学科」「偏差値」その他もろもろ、単純なキーワードのみに踊らされず、自身で足を運んで、目で見て、いろいろな人の話を聞いて、しっかりと考えて自分のやりたいこと、学びたいことを見つけて下さい。その時々の自分としっかりと向き合うことが後悔しないコツだと思います。また、大学に合格・入学することは人生のゴールではなく、その後に社会で活躍するためのトレーニング期間のスタートでしかありません。自分にとってよりよい人生を送るために最良の選択ができるようにがんばってください。