前田 安郭 教授 [Yasuhiro MAEDA]

プロフィール

学歴
昭和61年3月 豊橋技術科学大学卒業(学士(工学))
昭和63年3月 豊橋技術科学大学大学院 工学研究科修士課程修了(修士(工学))
平成3年10月 豊橋技術科学大学大学院 工学研究科博士後期課程 単位取得満期退学

学位
平成4年10月 博士(工学) 学位論文名「粒体吹き込み造型プロセスの最適化に関する研究」

現在までの経歴
平成5年5月 豊橋技術科学大学工学部 助手
平成6年4月 名古屋大学工学部 助手
平成13年4月 海上保安大学校 助教授
平成16年4月 海上保安大学校 教授

現在の研究テーマ

専門分野は鋳造プロセス工学で、「ものづくり」、「素形材」をキーワードとして研究しています。鋳造製品の品質向上やコスト低減において必須のツールになった湯流れ/凝固現象の鋳造CAEソフトウェアの開発や検証実験を中心に研究していきます。また砂型造型の搗き固めメカニズムの追求やシミュレーション開発も行っていきます。また東海地区は自動車産業を中心に鋳造業が盛んな地域なので、地の利を活かして共同研究や地域貢献にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

研究テーマの魅力

ものづくりをささえるツールとしての鋳造CAEの開発や、鋳造CAEを駆使した方案解析などを実施していますが、実際の現象を観察すること、コンピュータを駆使してバーチャルに観察すること、そして両者を比較できることが楽しいです。なかなか双方の現象は一致しないのですが、いつもなぜ?と、実験をやり直し、シミュレーションの条件設定や仮定の修正とかを繰り返し、原因を見つけ一致させることです。しかも、その成果が実際のものづくりに役立つなら格別ですね。

MESSAGE

2016年頃からでしょうか、ICT及びIoTが急激に発展しています。AIも然りで、身のまわりの変化に気づいていますか。時代の波に乗り遅れない知識技能をもってモノづくりに貢献していきたいですね。

在学生へのメッセージ

大学生活の中で実験とシミュレーションの両方に触れてみましょう。肉眼で見えないものもバーチャルな世界では見えますし、理論(数式)通りでない実現象もいっぱいあります。両方経験すれば新しい発見があります。

受験生へのメッセージ

身の回りにある鋳物ってわかりますか。鋳物に限らず、”もの”、素形材、ものづくりは重要です。一緒に勉強しましょう。