藤森 繁 准教授 [Shigeru FUJIMORI]

プロフィール

学歴
平成11年3月 名古屋大学 工学部建築学科 卒業
平成13年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 建築学専攻 博士課程前期課程 修了
平成16年3月 名古屋大学大学院 環境学研究科 都市環境学専攻 博士課程後期課程 単位取得退学

学位
博士(工学)(名古屋大学・平成18年)

現在までの経歴
平成16年10月〜平成21年5月 有限会社ワカマツ構造設計
平成21年6月〜平成23年9月 名古屋大学大学院 環境学研究科 都市環境学専攻 助教
平成23年10月〜平成29年3月 大同大学 工学部建築学科 講師
平成29年4月〜 同 准教授 現在に至る

現在の研究テーマ

建築物を形づくる多くの材料の中から、主にコンクリートや木材を対象として、その物理的な性質(例えば強度)や耐久性(長もちするかどうか)に影響を及ぼす要因について研究をしています。また、既存の建築物のこれらの材料の健全性や今後の耐久性を、できるだけ傷つけることなく、かつ、簡便に推定・推測するための方法についても研究しています。

研究テーマの魅力

建築物は、例えば家電製品などに比べても、とても長い期間使用し続けることになります。長い時間が経過するとどうしても様々な不具合が発生します。現在も残っている歴史的な価値のある建造物は、運良く災害などに遭わなかったこともありますが、適切なメンテナンスがされてきたからこそ、現在もその美しい姿を保ち続けています。適切な方法でメンテナンスするための基礎的な知識を得る、不具合を見つけて、改善する方法を研究することで、現在、私たちが慣れ親しんでいる建築物が、将来、歴史的建築物になるのは素敵なことだと思います。

MESSAGE

在学生へのメッセージ

勉強することや課題も多く大変なことも多いと思いますが、その分、非常に幅広い分野の知識を得ることができます。将来、どんな仕事に就いたとしても、大学で得た知識が皆さんの心強い武器になってくれると思います。自分で調べる、教員に聞く、大学の授業料分をがっちり使い倒しましょう。

受験生へのメッセージ

建築物は皆さんのごくごく身近にありますが、その勉強の範囲は非常に幅広い分野にまたがっています。授業で絵を描いたり工作したりする「工学部」はそれほど多くはないでしょう。自分でものを造ることが出来る、利用できる、そして残すことができる非常に面白い学問です。一緒に勉強して新しいものを造っていきましょう。