伊藤 僚 准教授 [Ryo ITO]

プロフィール

学歴
平成17年 中京大学体育学部スポーツ科学科 卒業 体育学学士
平成19年 中京大学大学院体育学研究科 修士課程修了 体育学修士
平成28年 中京大学大学院体育学研究科 体育学博士修得

学位
体育学博士

現在までの経歴
平成22年4月~平成24年3月 財団法人日本オリンピック委員会 医・科学スタッフ
平成23年4月~平成29年3月 日本福祉大学全学教育センター 助教

現在の研究テーマ

降雨による身体冷却が運動中のヒトの体温・エネルギー代謝に及ぼす影響について研究しています。
降雨環境では身体や衣服が濡れることで熱放散量が増加し、運動パフォーマンスの低下や体温低下を原因とした健康被害をおよぼす可能性があります。そこで、降雨による身体冷却がおよぼす生理的影響を環境温度や風速、運動強度を変えて研究を続けています。

研究テーマの魅力

①箱根駅伝では一流の長距離走選手がリタイヤに陥いる。
②2006年東京国際女子マラソンで優勝候補の筆頭であった高橋尚子選手が失速し、三位に転落、更に上位20名のタイムは前年度と比較して4分も遅くなった。
③2009年トムラウシ山遭難事故は、気温10℃という登山者にとって良好な気温とされる夏の山で起きた。 
これらに共通する天候は雨や、雨と風を伴った屋外環境です。降雨を再現できる人工気象室を使用することで、世界的にも珍しい「降雨環境下が運動中の人におよぼす生理的影響」を明らかにし、得られたデータが屋外で行う運動・スポーツを行うヒトに対し、貴重なものになることが本研究の魅力です。

MESSAGE

在学生へのメッセージ

生活の自由度が増し、勉学・遊び・趣味に多くの時間を掛けられる時、それが大学4年間です。ただし、中途半端な取り組みでは、勉強は勿論のこと、遊びも趣味もモノになりません。やるからには全力で取り組み、成功の味や失敗の味を楽しみましょう。

受験生へのメッセージ

大同大学は本当に親切で温かい教職員が皆さんを大学生活を支え、飛躍させてくれます。是非、大同大学に来て皆さんの可能性を広げてください。