学歴
平成12年 名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程生産システム工学専攻 修了
学位
博士(工学)
現在までの経歴
平成12年 名古屋工業大学工学部電気情報工学科助手
平成22年 大同大学情報学部情報システム学科着任
外乱抑制制御に関する研究
生産機械では、位置や速度など様々な物理量が希望の値になるような制御が要求されます。しかしながら、制御を乱す外的要因(いわゆる外乱)が発生すると、機械に悪影響を与え、不良品の出荷や生産停止なども起こり得ます。研究室では、外乱が発生しても良好な制御を保つための方法論について考察しております。
研究室で考察している外乱抑制制御は、外乱を推定し、それをフィードバックして外乱を相殺する手法であります。外乱抑制の成否は、外乱を高精度に推定することに依存します。研究室では、数学的な手法を用いた外乱推定器の設計アルゴリズムの開発に取り組んでおります。ユーザの好みに合わせて推定精度を如何様にでも調整でき、しかも誰もが容易に設計できるアルゴリズムの開発は、産業界における生産技術の向上に貢献できるのみならず、アルゴリズムに開発者のセンスを活かすことができる研究であると考えております。