浦井 一 教授 [Hajime URAI]

プロフィール

学歴
平成4年 東京工業大学 工学部 電気・電子工学科 卒業
平成6年 東京工業大学 理工学研究科 電気・電子工学専攻 修士課程 修了
平成9年 東京工業大学 理工学研究科 電気・電子工学専攻 博士課程 修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
平成9年 株式会社 日立製作所 入社
令和3年 大同大学 電気電子工学科 着任

現在の研究テーマ

高電圧の電力系統から低電圧の電気自動車充電装置まで様々な電力送配電システムで用いられるスイッチ・ブレーカを研究対象としています。高電圧・大電流技術を核とした電力工学をベースに、プラズマ科学、流体力学、機械機構学などを複合した技術を対象とします。モデル実験による現象の解明、シミュレーションによるデジタル設計技術の開発を通じて、次世代の高電圧遮断器、直流遮断技術、半導体スイッチの提案を目指しています。

研究テーマの魅力

技術革新により我々の生活は豊かで便利なものになりましたが、地球の環境悪化が進んでいます。持続可能な社会を目指した技術開発が現在進められており、太陽光や風力を使った環境にやさしい電源の導入が進んでいます。電気は「作る」「使う」に加えて「送る」ことが必要となります。この部分で欠かせないのがブレーカです。新しいシステムに対応したブレーカの技術開発を通じて社会に貢献できると考えています。

MESSAGE

在学生へのメッセージ

失敗を恐れずにいろんなことにチャレンジして下さい。多くのことを経験して学ぶことで、自分の得意なこと、好きなことを見つけてください。自分の強み、弱みを意識すれば、学ぶ意識も変わってくると思います。学生時代に学んだことは、社会に出て必ず役に立ちます。失敗も重要な経験です。学生時代に失敗の経験を積んでおきましょう。

受験生へのメッセージ

電気電子工学科は、企業出身の教授も多く、産業界で活躍できる人材を実学主義で育てます。技術者として必要な基礎知識、専門技術の習得に加えて、産業界で求められる実務的なスキルも卒業研究を通じて学ぶことができます。