新・日々雑感(文庫)

2006.10.1 〜 2006.10.31

■ 2006/10/31 (Tue)  ハロウイーン

トリック・ア・トリート。ハロウィーンがきて、10月も終わる。
帰宅したら、48歳の城みちるが「イルカにのった少年」を歌っていた。
 

■ 2006/10/30 (Mon)  セイタカアワダチソウ

放置されている空き地に、この季節、群れて黄色い花をつけるのがセイタカアワダチソウだ。今、盛りだ。秋の花粉症の原因との風評もあるが、これは嘘らしい。虫媒花で花粉は飛ばさないとのこと。
背の低い・・30cmくらいのセイタカアワダチソウの群生をみつけ、「こいつら、背、高くないな」と思ったが、まだ子供だったのだろう。ジャイアント馬場、小錦だって、生まれたときから大きかったわけじゃない。
 

■ 2006/10/29 (Sun)  ランタナ

庭にこの季節咲く花に「ランタナ」という新顔がある。黄色い花と見ていたはずなのに、数日後ピンク色になっている・・・。黄とピンクの混色もある。思いちがい? 記憶ちがい?・・そうではなかった。「七変化」という別名をもつ外来種のこの花は 、咲いてから散るまでに色を変えるのだ。

そういえば、小学生のころ観ていたテレビの時代劇に「琴姫 七変化」というのがあったなあ。松山という女優さんが主演だった。松山さん(フルネームは思い出せない)は、ボンカレーのCMをやっていて、その金属板のポスターでも当時全国的に有名だった(ようだ)。ボンカレーはレトルトカレー(いや、レトルト食品といって良い)のトップランナー。
 

■ 2006/10/28 (Sat)  タルト

研究打合せのため、昨日S根さんの訪問をうけた。S根さんは四国にある企業の研究所に勤めているが、お土産に「栗タルト」をくださった。開けてみて驚いた。「これが、タルト?」。新居浜市のハタダの「栗タルト」、和風ロールケーキって感じ。少々とまどいつつ食べたが、とても旨い。柚子の香りもいい。
 

■ 2006/10/25 (Wed)  水戸、上野、東京、名古屋

午前中に口頭発表、午後に特別講演の座長を終えて、帰途についた。慌ただしい。もう少しゆっくりしたかったが仕事がたまっているのでしょうがない。研究発表は概ね良かったとの自己評価。予め購入してあったチケットで「フレッシュひたち」に乗り上野に向かった。関東平野の夕日がきれいだった。昨日の嵐のあとで、空気が清浄なのであろう・・オレンジ色とだんだん褪せていく空の青のコントラストがいい。坂東太郎=利根川を越えるところで、川面に光を映しながら夕日が沈んだ。東京の下町は暮れなずみ、堺正章の歌った名曲「街の灯り」の世界・・車窓にみながら、電車はオン・タイムで上野駅に到着した。

順調だったのはここまで・・・

東京駅でお土産を買い、新幹線改札に着くと1時間半から2時間前の運行時間で電車が発着している。昨日に続いて「なぜ?どうしよう・・」。午前中に静岡駅で人身事故があったとのこと。その影響でダイヤが混乱しているのだった。新幹線では開業以来人身事故はなかったはずだ。初めてか・・たいへんなことだ。事後処理、調査を慎重にやっているのだろう。仕方ない。昨日と同じパターン。とにかくホームに行って、2時間遅れの「のぞみ」を捕まえて、なんとか名古屋に戻ってきた。
 

■ 2006/10/24 (Tue)  名古屋、東京、上野、水戸

3時間目の授業をすませてから、水戸に向かって出発。名古屋はやや涼しくはあったが天気良好で、上着は手に持っていてよいさわやかな陽気。予定どおり上野駅に着いた。ところが、指定券を買っていた18時ちょうど発の「スーパーひたち」が運休と改札の駅員氏にいわれて・・「なぜ?どうしよう・・」。今晩、特に予定はないが、とにかく水戸に到着しなければ・・・と、なにはともあれ、特急電車が発着するホームへ行ってみた。様子がわかってきた。茨城県北部(日立、東海村あたり)が大雨と大風という荒天のためで午前中からダイヤが乱れているらしい。それでも、勝田(水戸のひとつ先)までは、間引き運転ながら電車が走っている。ホームが異常に寒いことに気がついた。冷たい風がヒューっと吹いている。木枯らしといってもいいくらい。慌てて上着をはおったが、それでも寒い。隣に並んでいたおばあさんと「寒いですね」、「寒いですね」と言葉を交わす。ホームで並んで電車を待つこと50分くらい・・。ようやく特急電車の自由席に乗り込むことができた。このコースは、名古屋に住むようになって以来15年、優に100回以上は利用しているが、こんなことに出くわしたのは初めてだった。
 

■ 2006/10/23 (Mon)  化学教育/メスバウアー分光

「メスバウアー分光法の化学教育への貢献」=今回の放射化学年会の講演発表のテーマ
 

■ 2006/10/22 (Sun)  学会発表準備

学会準備、いそがしい。夕刻から雨。すこし寒くなった。
 

■ 2006/10/21 (Sat)  誕生日

この歳に なると特段 うれしくも 
なし・・でもやはり 来る誕生日
 

■ 2006/10/20 (Fri)  岡山

岡山、日帰り出張。岡山大学教育開発センターを訪問。これまでに何回も通過したことはあるが、岡山に降り立つのは初めて。帰り、駅でもみじ饅頭をお土産に買った。広島名物と思っていたが、岡山産もあることに新しい発見を感じ、つい「これ、ください」と言ってしまった。
 

■ 2006/10/19 (Thu)  紅葉のきざし

まだ夏日がときどきある陽気だが、着実に秋になってきている。木々の葉、ほんの一部だが赤くなってきた。もう10日もすると、しっかり「色づく街」になるだろう。

「色づく街」、この季節になると聴きたくなる古い歌だ。南沙織さんの30年くらい前の名曲(と思う)。
 

■ 2006/10/16 (Mon)  赤い車

スーパーマーケットで音楽CDの安売りをしていた。“本人はうたっていません”と記載された歌謡曲・演歌とか映画音楽などである。“本人がうたっています”というのもいくつかはある。本人・島津亜矢のCDを見つけ買おうかと思いながらも物色を続けたら、古い記憶の奥底が刺激されるジャケット写真が目に入ってきた。赤い車・・・

やはり、そうだった。カーペンターズの“Now & Then”だった。学生のころ、コンパクトでないディスク(レコード)で、あるいはテープで、擦り切れ壊れるほどまでに繰り返し聴いたものだ。シング、マスカレード、イエスタデイ・ワンスモア、エンド・オブ・ザ・ワールドなどなど。島津亜矢CDは次の機会にまわすこととして、こちらを買った。早速聴いたが、30年前にタイムスリップした。カレン・カーペンターはこの“Now & Then”の後、拒食症に倒れるのだが、生きていれば50歳代なかば。
 

■ 2006/10/15 (Sun)  突然の別れ

長年使っていたテレビが突然壊れた。電源が入らなくなった。家電修理店、その名もシューリーズ、に持ち込んだ。馴染みのテクニシャン店員さんが診てくれた。古すぎて部品も手に入らず修理できないとのお見立て。多少の時間と修理費がかかっても・・とねばったが、だめだった。廃棄料金を支払って置いてきた。思えば、15年半前名古屋に引っ越してきたときに買ったものだ。

思いがけない突然の別れになった。
 

■ 2006/10/14 (Sat)  トムとジェリー

「トムとジェリー、どっちが猫だっけ?」と不意に尋ねられて、「う〜ん?」とうなった。小学生のころよくみていたアメリカ産アニメ・・猫と鼠が激しく追いかけっこしている映像は頭に浮かんだが・・わからない。とするうちに、「トム、トム、ニャーゴ、ジェリー、ジェリー、チュー」という主題歌が、口をついて出てきた。「トムだよ」と答えることができた。

最近、とみに脳のインプット/アウトプット機能の減退を自覚しているが、ちょっと自信を取り戻したか・・
 

■ 2006/10/12 (Thu)  蛸畑

ニュースで、北海道のどこかで川の氾濫があったため、畑の水溜り、用水路だかに鮭がいる、ということいっていた。

家の近くに「蛸畑(たこばた)」というところがある。妙な地名だなと前々から思っていた。川が氾濫して蛸が畑にいたのだろうか?

と考えているうちに、昔のことを思いだした。鎌倉・稲村ガ崎の住人で職場の同室であったT澤さんが、「うちの近くでは、夜、蛸が畑に野菜を食いにくるんですよ。それを人がとって食べます」と話してくれた。そのときは、冗談と思い笑って聞き流したが・・・本当のことだったのかも、と今思い始めた。稲村ガ崎は海岸だが、蛸畑は海から優に10kmは離れている??? でも、江戸時代までは、名古屋市南部の多くは海だったそうだから、そんなこともあるのか???
 

■ 2006/10/11 (Wed)  青写真

先週の水曜日も雨雲が厚く暗かった。今日もである。水曜日は学生実験の授業日で、光誘起-酸化還元反応のテーマで日光写真(青写真)の作製をやっている。お日様が照ってくれないと、きれいな青写真ができない。ハロゲンランプでも、同時にやってもらっているので、1枚はうまくいくのだけど・・。

「青写真をつくる」という比喩は、最早、死語のようである。「知ってる?」、10名程度の受講学生にきいてみたが、誰からも反応なし。もっとも、最近は、こういうとき、知っていても手を上げない習性をもつ学生も多いので、即断は禁物。

青写真、英語でblueprint。ランダムハウス英語辞書をチェックしてみたら、blueprintは動詞でもあり、「(綿密に)計画する」とあった。同じ比喩が西洋でも!・・と思ったが、そうではなく、英語からの翻訳なのであろう。
 

■ 2006/10/09 (Mon)  体育の日

体育の日で休日。数年前までは10月10日だった。昭和39年のこの日東京オリンピックの開会式。この年は、東海道新幹線の開業、首都高速の開通、新潟地震などもあった。

今日と明日は体育大会。明日は休講日。一息つける。
 

■ 2006/10/07 (Sat)  京都

京都、日帰り出張。

出かけるとき名古屋は、強風で真っ青な空だった。京都、東福寺、出町柳と乗り継いで外に出ると、無風で小雨もよう。JR奈良線と京阪電車に初めて乗った。このルート情報は昨晩、旅なれているW辺さんからお勧めものとしてうかがった。京阪神については、ほとんど何も知らない“関西オンチ”。京都、大阪、神戸の3都市までは何とかなるが、尼崎、堺、宇治などが加わると位置関係がわからない。京都大学に行ったのも初めて。
 

■ 2006/10/06 (Fri)  チカ

W客員教授が、研究打合せと放射線作業者定期健診のため、来学。夕食を一緒したが、「チカのからあげ」ってのがメニューにあったので試してみた。チカは“海のワカサギ”なのだそうだ(メニューによる)。ワカサギのようだった。
 

■ 2006/10/04 (Wed)  それってホメことば?

学生による授業評価アンケートのなかの記述意見として、「フツーによかった」というものがあった。他は「板書がきたない」、「資料プリントの印刷が悪い」等こちらの改善すべき点を指摘してくれるのが、ほとんどである。そんななかで、普通という評価でも、良いといってくれるのだ、まあ良としなければ・・・と思っていた。ところが、つい最近「それってホメことば?」という珍妙なおもしろい歌を聴いた。NHK「みんなのうた」でアナウンサーたちが歌っている。その歌詞によると「フツーに」は「わりと」という若者的意味の褒め言葉なのだそうだ。そうか!この学生は、褒めてくれたのか。高い評価なのだ。

この話を、身内の高校生にしたら「そんなに喜ぶほどのことは、ないと思うよ。そのまんま普通ってことじゃない」との反応・・

■ 2006/10/01 (Sun)  下半期

18年度の下半期、今日から始まった。衣替えでもある。
 
 

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