滝春の空を飛ぶ

掲載: 第37回宴祭 パンフレット  2002.5

「はね」という言葉で連想するものは何だろう?鳥、飛行機、スペースシャトル、天使・・・天狗もそうだ。共通項は「飛ぶ」だ。古代から人は鳥をみて、羽根が欲しい、空を飛びたいと思ってきた。天使、天狗など空想の産物をスタートとして、飛行機、ロケットにつながっていって、空を飛ぶ夢は半ば実現された。学生のころ好きだった歌のフレーズに「人は昔、鳥だったのかもしれない。こんなにも空が恋しい(”この空を飛べたら”:加藤登紀子)」というのがある。
 「はね」をもっている・・・もうひとつ大事なものがあった。大同工業大学の新しいマスコット ディットくんだ。第37回宴祭のテーマは「はね」だそうだ。学生諸君、参加者、企画者、実行者の熱き思いはしなやかなる羽根を得て、5月の滝春の空に飛ぶことだろう。それを感じとりたい。宴祭の週、私は毎日空を眺めよう。ディットくんが小さめの羽根をせわしなくはばたかせて祝福の旋回をするのも見ることができるかもしれない。(008)

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