形状記憶合金(SMA:Shape Memory Alloy)を用いた新発電システムの実用化開発を行っています。
CO2排出抑制(COP3京都議定書)など地球環境保全の観点より、従来河川,海などに捨てられていた火力発電所タービン排熱など低品質熱エネルギー(100℃程度)の有効活用をはかる新発電システムの開発が求められていました。
そこで形状記憶合金の「変形させても加熱すると、元の形状に戻る」性質を利用し、形状記憶合金をベルト状に接続して2つの車輪に掛けた形状記憶合金エンジンを試作し、低品質熱エネルギーを新発電システムに利用する研究を行っています。
形状記憶合金は次の二つの性質があります。実験装置概要
このうちの形状記憶効果を応用した新発電システムについて研究を行っています。
- 形状記憶効果:曲げても熱すると元の記憶した形状に戻る性質
- 超弾性:力を加え変形させても力を抜くだけで元の形状に戻る性質
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- SMAベルトの長さを変えられるよう低温部に移動機構を、張りを微調整する為に低温車輪に移動機構を設けてあります。
- SMAエンジンを傾けた実験を行う為、軸を中心に回転できるようにしてあります。
- SMAエンジンの熱源はお湯とし、蒸発によりお湯の浸かり方が変化するので、浸かり方をジャッキにより調整できるようにしてあります。
尚、本研究は財団法人 熱・電気エネルギー技術財団の研究助成、及び大同特殊鋼株式会社、株式会社 吉見製作所との共同研究として推進しています。