最近テレビや映画の空撮では必須となったドローンです。ドローンはUAV（Unmanned Aerial Vehicle=無人飛行機）の一種ですが，普通はプロペラがいくつかついたラジコン操縦のものを指します。ですからドローンという名前はそのプロペラ音からきています。ドローン（drone）とは蜂そのもの，または蜂のブーンという羽音です。動き方も音も蜂に似ていますね。
このドローン以外では音楽でブーンとずっと鳴っている音を指します。たとえばスコットランドで有名なバグパイプは，メロディーを奏でるチャンターという部分だけでなく，ずーっと同じ低音を鳴らす管があり，それをドローンといいます。
またオーディオマニアはドロンコーンというのを聞いたことがあるでしょう。スピーカーの振動板（紙）だけで駆動部がないものです。これは他のスピーカーの振動を受けて鳴るもので，やはり低音を出すのでこの名前があるのでしょう。
飛行する機械もいろいろ発明されましたが，細かく動き回るのにはプロペラしかないのでしょうか。ライト兄弟から100年以上たっても変わらないようです。
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