C#

 FORTRANCOBOLの時代からプログラム言語は星の数ほど出てきました。すぐに消えていくものが多い中で、しっかり使われ続けているのがC言語です。大学などで教えられている言語のなかでも一番多いのではないでしょうか。しかし、1970年代から使われ続け、多少の改良があったものの、さすがに近年の複雑な環境でのプログラムを作るのは難しくなってきました。でも新しい言語としてC言語の直系のC++があり、JAVAもC言語の血筋だし、C#(シーシャープ)もそのひとつです。
 さてこのC#、どんな言語かというとマイクロソフトが開発した新世代の言語で、JAVAに似ているといわれます。マイクロソフトはJAVAの標準化でサンマイクロシステムズとうまくいかなかったというのも、C#が出てきた要因のひとつでしょう。C#と名乗っていますが、実はDelphiという言語の進化版で、そのDelphiの祖先はPascalなのです。
 さてC#の#ですが、 #のとき説明したようにシャープ(♯)ではありません。それでもシャープと呼ばせているようです。また♯は音楽では半音上げるという意味。これはC++と同じ発想でしょう。
 言語がいろいろ出てくるのは、ユーザーとしては選択肢が増えたと喜ぶべきか、覚えなきゃいけないことが増えたと嘆くべきなのか。まあ、いずれにせよすぐに消えてしまうようなことがあっては困りますね。- Y.O. ---



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