アイボはソニーが作った子犬型ロボット。Artificial Inteligence roBOt という名前からわかるように、人工知能プログラムにより感情を持つかのように動くことで話題をよびましたね。そんなアイボが最初に発売されたのは1999年、そして2005年には生産が中止されています。それでも人気は衰えず、オーナーたちの交流は続いているそうです。
ロボットという言葉は、1920年、チェコのカレル・チャペックが戯曲「R.U.R」の中で使ったのが最初だといわれています。現実の世界はといえば、自立して動くロボットが実用化されるのは1980年ころでした。もっとも、それは産業用ロボットであって、人間や動物の形をしたものではありません。
実際、ロボットが人間型である理由はあるのでしょうか。でも、人間や動物の形のロボットは人類の夢なんでしょうね。アイボはおもちゃと考えられますが、ああいう可愛さは実用の機械の中にも必ず必要になってくると思います。
ロボットの進歩を考えるとき、想像の世界で生まれたロボットも無視できません。小説、映画、マンガ…と、様々なタイプのロボットが登場しました。日本のロボット技術者の多くが「鉄腕アトム」に何らかの影響を受けているといいます。
アイボと並んでよく話題になるホンダの二足歩行ロボットのアシモ(Advanced Step in Innovative MObility)。この名前だってSF作家のサイザック・アシモフを意識していることは明白ですからね。--- Y.O. ---
追記 2019.Sep
生産中止の後も、修理やお葬式のことが話題になり根強い人気は続いていました。そして、ついに2018年、新しいアイボが発売されました。名前はAIBOからaiboと小文字になりました。20年近くの技術の差でアイボの機能も大きく変わったようです。最も大きいのはアイボもネットにつながなければならないということ。つまり毎月の通信料がかかるというわけです。
人間もネットなしでは生きられない時代です。ロボットはなおさらなんでしょうね。