ボタン

 あなたは1日に何回ボタンに触るでしょうか。服を着たり脱いだりするときだけなら10回かそこらでしょうか。でもスイッチのボタンも含めるともっと多くなりますね。そして最近はコンピューターの画面上のボタンを数限りなく押していることと思います。
 GUI のプログラムを作るとき、ボタンというのはとても重要な部品です。形や色は様々で場合によっては文字や写真であったりもします。要するにマウスでクリックすると何かが起こったり、別のページに飛んだりするものは全部ボタンなのですから。
 スイッチのボタンがなぜボタンなのかというのは、単純に形が似ていたからだというだけのようです。英語では小さな円盤状あるいは半球状のものをボタンというそうです。
 ところで洋服のボタンは歴史的にはそんなに古いものではありません。ですから語源的にはギリシャ語やラテン語までは遡れません(つぼみという意味では古い語があります)。日本ではポルトガルから入って来ました。そして、服のボタンが一般化するのは明治以降です。釦という漢字は国字なんですが、明治時代に海軍の軍服のボタンを紐釦と書いたのが起源だそうです。
 さて「ボタンの日」って知ってますか。11月22日です。これも何か面白いこじつけがあるのかなと思いきや、そうではなく上述の軍服に使われた日を記念してのことでした。そんなことが「日本ボタン協会」のホームページに出ています。こんな協会があるということも知りませんでしたね。 --- Y.O. ---



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