毎日コンピューターを使っていると、目がゴロゴロした感じになったり目がかすむようなことはありませんか。それはドライアイかもしれません。別名｢角膜乾燥症｣でその名の通り目が乾燥する病気です。
　ドライアイの原因はいろいろあるといわれますが、やはりコンピューターのディスプレイの影響は大きいのでしょう。コンピューターが普及する前はテレビを見すぎるとよくないといわれました。テレビだけの時代は画面からある程度離れて見ていたと思いますが、コンピューターでは距離が近い分だけ影響も大きくります。
　1980年代からはゲーム機が現れ、1990年代以降、オフィスにもパソコンがどんどん増え、毎日のほとんどを画面の前で過ごすという人も珍しくありません。目に悪いのは当然です。でも、ドライアイを大問題として扱う風潮はないようですね。大した病気じゃないという認識が大勢を占めているのでしょう。
　しかし悩んでいる人も多いはず。いやいや、そんなことより、一日の大半を画面と向き合って暮らすという姿はおかしくないですか。江戸時代の人が現代人の働く姿を見たら、きっと機械に操られているように見えるのではないでしょうか。そんなに古い話でなくともジョージ・オーウェルの未来小説｢1984年｣（1Q84じゃない）の異様な世界を連想させられます。　--- Y.O. ---