カンデラ

 最近、パソコンのディスプレイはCRT(ブラウン管)が無くなって液晶ディスプレイに変わっています。しかも画面が以前より明るくなったように感じませんか。
 明るさの測り方はいろいろありますが、どれほど明るいかは光る部分の大きさが大きければ明るくなるにきまっています。そこでサイズが違うディスプレイでも比較できるように単位面積あたりの明るさで考えるのが普通です。これが輝度で、そ単位は cd/m2(カンデラ毎平方メートル)です。逆に、大きさを無視して全体の明るさを計るなら cd です。でも、この cd カンデラという単位は馴染みがないですね。「カンテラ」じゃないのという人もいるくらいなんです。たしかにカンテラって炎で照らすランプですから関係ありそうです。
 そこで語源を調べると、カンデラの語源は蝋燭という意味のラテン語だそうです。英語のcandleもそこから来ています。一方、日本語になったカンテラは、ポルトガル語の燭台のcandelaかオランダ語の携帯用ランプのkandelaarからきたといわれています。
 語源的にはカンデラとカンテラと同じなんですね。ちなみに、カンデラは cd と書きます。Cdと書いたらだめですよ。これだとカドミウムになってしまいます --- Y.O. ---



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