一般的なパソコンのマウスは左右ふたつのボタンがついています。このうちよく使うのが左ボタンで、単にクリックするといったら左ボタンを押すことをいいます。それに比べると右クリックはマイナーな扱いですね。
歴史的にみても、右クリックはデビューが遅れています。Windows3〜3.1の時代は右クリックは標準的には使われていませんでした。Windows95、98からは右クリックが使われるようになってくるのですが、なぜか右クリックは上級技のような扱いが続きました。
でも今や右クリックはとても便利な存在。左クリックは「選択」、「実行」、「開く」という直接的なアクションであるのに対して、右クリックには一拍の余裕があります。
その場でできる操作のメニューを出してくれるので確認できる安心感があります。また、メニューバーの中をあれこれ探すよりも、とりあえず右クリックというのがお気楽ですね。それとダブルクリックが苦手な人にとっても右クリックは救いでしょう。とりあえず右クリックでメニューを出して「開く」を選べば確実です。
それでも右クリックは左クリックに比べると陰の存在なのでしょうか。普通右ボタンは中指が担当すると思いますが、これは人差し指に比べると細かい作業は難しいものです。右のダブルクリックがないのもそのためでしょうか。--- Y.O. ---