タブ

 TABキーについては以前に書きましたが、ここでは別のタブ(tab)の話です。最近、タブブラウザーという言葉がよく聞かれます。以前のインターネットブラウザーでは、複数のサイトを見るには画面を完全に切り替えるか、別のウィンドウを使うという方式でした。ところが最近のブラウザーは、ひとつのウィンドウ内で複数のサイトをタブで切り替えます。タブを使うのでタブブラウザーというわけなんですね。
 タブとは手帳やルーズリーフなどで特定のページをすぐに開けられるように付ける出っ張りのことです。文房具店ではインデックスと呼んだりもします。他にも何かを引っ張ったり掴んだりしやすいように付けるものもタブです。缶飲料のプルタブとかステイオンタブと呼ばれるのも同じこと。
 コンピューターのウィンドウでも紙に付けられるタブと同じように表示されます。違うのはページをめくらなくても好きなページを上に持ってこられることでしょうか。
 ところでこの「タブ」という言葉はときどき「タグ」と混同されることがあります。タグとは正札とか服に付いている小さな布片で、サイズやブランド名が書いてあるものです。そして付箋もタグで、本のページを開きやすくするのに使いますからタブとイメージが重なるのは無理もないことです。
 そういえば、もうひとつタブがありました。お風呂のバスタブ。これは英語では tub なので別の言葉ですが、日本語では区別がつきませんね。--- Y.O. ---



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