セミコロン(;)はやくものの一種です。セミ(semi)は「準」とか「半」という意味の接頭辞ですから、コロンに準ずるものというわけですね。英文でコロン(:)は文を区切る記号です。といってもピリオドのように文の終わりというわけではなく、文の途中だけれどちょっと区切りたいという場合に使います。さらにコロンより弱い区切りがセミコロンだと言われています。
コンピューター関係ではプログラム言語でよく出てきます。C/C++、JAVA、Pascalなどでは文の区切りとして重要な役割をはたしています。普通の英語と同じようにピリオドを文の終わりにすればいいのに、と思うかもしれません。でもピリオドっていうのは単純なだけにいろいろな用途に使われてしまっています。それで仕方なくセミコロンを使ったというのが実情でしょう。
セミコロンは日本語ではほとんど使うことがありません…。いや、最近はそんなことはないぞ、という声も聞こえてきそうです。「汗」を表す重要な記号ですからね。--- Y.O. ---