長押し

 ボタンを押して操作する装置では、ひとつのボタンにたくさんの機能が割り当てられることがあります。ボタンをあまり増やせない携帯電話やディジタル音楽プレーヤーなどがそうですね。パソコンにおいてもマウスは普通2つか3つのボタンしかありません。そのため、クリック、ダブルクリック、プレスとボタンの押し方で使い分けをします。この中のプレスというのはいわゆる押しっぱなしあるいは長押しというものです。
 ところで、この長押しというのが他でも使われます。ひとつは電源スイッチの長押しによる「強制的電源オフ」です。これはできれば使いたくないですね。でもコンピューターがハングアップしてどうにもならないときは最後の手段となります。機種によってはリセットスイッチで再起動できますが、最近はリセットボタンがないものも多いので覚えておかなければなりません。
 さてWindows XPの場合、あまり知られていないがゆえに困ったことになる長押しがあります。それは右のシフトキーの長押しです。右シフトキーを8秒以上押すと「フィルター機能をオンにしますか」というメッセージが現れます。「キャンセル」を押すとメッセージは消えますが、シフトキーを押した状態は解除されず「おかしな状態」になってしまいます。
 自分で長押しするつもりはないのに、キーの上に本を置いたりしてこの状態になってしまうことがあります。結構パニックに陥るパターンじゃないでしょうか。左シフトキーを押すだけで回復するんですが、知らないと結構悩みます。--- Y.O. ---



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