コンピューターで型というと数値の記憶型があります。コンピューターが数値を記憶するには2進数に変換するという話はよく聞くと思いますが、さらに数値の種類によって記憶の方法が分かれます。それが型というわけです。
まず数値に小数点が付くかどうかが大きな分かれ目です。数学でも整数と小数は概念として大きく異なります。それに加えてコンピューターではメモリーに記憶させる方法がまったく違うのです。整数は固定小数点、小数は浮動小数点という方法が使われます。なにが違うかといえば、固定小数点は数値の範囲が限定されるかわりに計算で誤差がでません。それに対して浮動小数点は非常に小さい数から大きい数まで扱える代わりに誤差がでることがあります。
それでプログラム言語では数の型を厳しく区別します。整数型、実数型と分けたり、int、double、char、integer、real、…と型を表す言葉がたくさん出てきます。始めはなんて面倒なのかと思いますが記憶の仕組みがわかれば納得できるでしょう。
ところで型という字は、「〜型」というときはにごって「ガタ」ですが、単独では「カタ」と読みますね。でもプログラムをやっている人たちは単独でも「ガタ」ということがあります。これも業界用語なのでしょうか。--- Y.O. ---