マシン語

 C言語だとかJAVAだとか、どんな言語でプログラムを作ったとしても、実際にCPUに与えるにはマシン語(機械語)にしてやらなければなりません。その作業は通常コンパイラーやインタプリターというプログラムが実行してくれるので、私たちはマシン語を知らなくてもいいわけです。
 マシン語は単なる2進数のデータで、多少見やすくしたところで16進数の羅列です。相当なコンピューターマニアでも、それを見て意味が分かるという人はまずいないでしょうね。
 でもコンピューターの黎明期には人がマシン語を直接扱っていました。パソコンに限っていうなら1980年代の8ビットCPU(i8080やZ80)の頃までは一般人でもマシン語を触るということがありました。たとえば雑誌にマシン語のプログラムが16進数で掲載されていて、それをキーボードから打ち込むのです。16進数ばかりが何ページも続くものを間違いなく入力する(しかも内容は分からず!)というのは至難の技です。それでもゲームをやりたいという一心で何時間もキーを叩いたという人も多かったでしょう。
 人間のやる仕事ではありません。だから今はやらないのです。 --- Y.O.

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